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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

「やることモード」から「あり方モード」へ
自分を追い詰めて壊さないために――。

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第6回】 2009年9月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
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「成果が出ない」「部下が育たない」
焦りは自分を追い詰める危険な兆候

 「自分の感情は置き去りにして、必死でやってきました」

 「今の時期、やるべきことが山積みで、とにかく走るしかないんです」

 「部下が悩んでいるのがわかるけど、ちゃんと話し合う時間が取れないんです。でも、やるしかないんです。頑張ります」

 これらは、あるミドルマネジャーとの会話の中で出てきた言葉です。皆さんは、こんな状況になっていませんか?

 今回は、私が一番気がかりな点、「ミドルの人たちの心の持ちよう」についてお話したいと思います。それは、冒頭のように頑張っているミドルの多くが抱えている心のあり方であり、誰もが陥り易い「焦り」でもあります。

 「頑張ってどこが悪いんだ」という反論もあるかもしれませんね。では、どういうことなのかを一緒に考えてみましょう。

 やるべきことがたくさんあるけど、できていないことに追い立てられ、焦ってしまう。追い込まれても、自分に鞭打って頑張ってしまう――。

 そもそも「自分が頑張って何とかしなくては」という気持ちは、責任感があり、なすべきことを知っているミドルの人たちに芽生えてくる、とても前向きな心です。しかしその前向きな気持ちも、それだけでは逆に自分を追い込んでしまうということを、理解して欲しいと思います。

 「To Do List」というものをご存知でしょうか? これは、ビジネスパーソンが職場でやるべきことを書き出すチェックリストのことです。仕事の基本スキルとして誰もが習い、毎日使っているツールだろうと思います。

 私も使っていますし、達成した項目を消し込むときに小さいながらも達成感を味わえるので、心理的な側面からも有効だと言われています。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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