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10月26日 11時34分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):ファナック、キヤノン、シャープなど

ファナック<6954>:12710円(前日比-260円)
売り先行。前日に発表した第2四半期の決算内容がマイナス視されている。営業利益
は1019億円で前年同期比12.6%減益、従来計画の1130億円を下回る着地に。また、通
期予想は2050億円、前期比7.6%減益と示しており、市場コンセンサスの2200億円程
度を下回る格好から、ネガティブに受け止められている。注目される受注高も、7-9
月期は前四半期比13%減と2ケタの減少になっている。なお、UBSでは投資判断「セ
ル」を継続で、目標株価は10000円から8000円にまで引き下げている。短期的に株価
プレミアムは剥落の方向へと。

キヤノン<7751>:2596円(同-49円)
売り優勢の展開。同社は前日に第3四半期の決算を発表、通期予想も下方修正してお
り、嫌気売りが先行する格好になっている。7-9月期の営業利益は709億円、前年同期
比42%減となり、市場コンセンサスを150億円強下回っている。通期では3900億円か
ら3560億円に下方修正、こちらも150億円程度コンセンサスを下回っているが、7-9月
期の未達幅が大きく、更なる下振れ余地を警戒視も。主力事業が軒並み低迷する状況
となっている。

シャープ<6753>:170円(同+10円)
大幅反発で上昇率上位。一部報道では、米国のIT、パソコン大手など複数社から出資
を受ける資本提携を目指していることが分かったと伝わっている。鴻海との出資交渉
が滞っており、別の相手先を探る必要があるとの判断のようだ。米HPやインテルのほ
か、マイクロソフトやグーグル、アップルなどを想定しているもよう。出資交渉の進
展とともに、増資懸念の低下やビジネスチャンスの広がりなどが期待される状況に
も。

東芝<6502>:288円(同-1円)
小幅安。上半期営業利益は前年同期比1割減の700億円前後と、従来予想の900億円を
下回ったもようとの観測報道が伝わっている。注目されるNAND型フラッシュメモリー
事業は7-9月期に黒字転換したものの、前半の不振などは補えなかったもようだ。た
だ、アナリストコンセンサスとは同水準とみられ、ネガティブな反応は限定的にとど
まっている。

アドバンテスト<6857>:1009円(同+56円)
大幅反発で上昇率上位。前日に発表した上半期業績では、営業利益は33.7億円とな
り、従来予想レンジ30-60億円の下限近辺での着地となった。通期予想も従来のレン
ジ120-200億円から、60-160億円に下方修正している。株価と連動性の高い受注動向
も、7-9月期は253億円とガイダンスの288-338億円を下回っている。ただ、10-12月期
は250-300億円、1-3月期は400-450億円程度をイメージしているもようであり、受注
の底打ち期待が先行する展開になっているもよう。

ワコム<6727>:204000円(同+13500円)
大幅高で5月2日の年初来高値を一気に更新する。上半期決算と同時に発表した中期計
画が買い材料視されている。「新中期経営計画WPA1215」における数値目標として、
16.3期までに売上高1200億円以上、売上高営業利益率15%以上を目指すなどとしてい
る。16.3営業利益は191.6億円を計画、今期予想66億円との比較で高い成長力が意識
される格好に。

ヤマハ<7951>:723円(同-56円)
大幅安で下落率上位。上半期業績の下方修正発表がネガティブ材料視されている。営
業利益は従来予想の85億円から68億円に下方修正、楽器事業の販売下振れが主因とな
っているようだ。第1四半期は37%の営業増益となり、上半期予想を上方修正してい
ただけに、期初予想比でも下振れとなる今回の下方修正にはネガティブなインパクト
が強まる格好へ。

日本ユニシス<8056>:566円(同+27円)
買い先行の展開。同社は前日に上半期業績予想の修正を発表している。営業利益は従
来予想の26億円から42億円に増額、最終損益は14億円の黒字から26億円の赤字に減額
修正している。保有株式の評価減51億円計上が最終損益下振れの背景だが、特損の発
生はすでに織り込み済みとなっており、本業ベースの上方修正を評価する動きが先
行。金融機関からの需要回復傾向が鮮明化してきているようだ。

テラプロ<6627>:551円(同-65円)
大幅続落。昨日は中間決算を発表し、上期営業利益は前年同期比75%減の4.7億円と
なり、従来予想の5.0億円をやや下回った。同時に、第3四半期までの業績予想を公表
し、営業損益は5.0億円の赤字見通しとなったことが嫌気されている。また、社長コ
メントとして、「顧客の在庫調整で厳しい対応を迫られている」とも伝わっており、
先行き不透明感が意識される状況にも。

エスクリ<2196>:717円(同+12円)
続伸。上期営業損益を3300万円の赤字から8800万円の黒字へ、最終損益を4500万円の
赤字から3000万円の黒字へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。主力のブ
ライダル事業において、平均組単価が想定を上回っているほか、費用の期ずれなども
損益面の押し上げ要因となったようだ。なお、通期計画については据え置きとなって
いる。

パピレス<3641>:3750円(同+700円)
ストップ高。同社のほか、イーブック<3658>やスターティア<3393>など、昨日賑わっ
た電子書籍関連に物色が継続している。引き続き、米アマゾンが国内電子書籍市場に
本格参入することが支援材料となっているようだ。同社については、「キンドルスト
ア」に電子書籍コンテンツを提供すると発表しており、アマゾン参入の恩恵を受ける
との期待感が高まる格好に。

ニューフレア<6256>:645000円(同-75000円)
売り先行。上期営業利益は前年同期比59%増の98億円となり、従来予想の90億円を上
回って着地した。また、通期の営業利益予想を152億円から160億円へと上方修正へ。
ただし、第1四半期の高進捗を背景に上期の上振れは想定の範囲内とみられ、インパ
クトは乏しいとの見方から出尽くし感が先行へ。なお、UBSでは、上期受注額は現
段階では未開示だが、通期の売上高ガイダンスは修正されなかったため、会社は計画
通りに受注を獲得出来ている可能性が高いとコメントしている。

(フィスコ)


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