目の前の仕事をやりきる「絶対達成マインド」

  壮大な夢を持つのはいい。
  だが、その夢を叶えるためにはどうしたらいいか具体的に考えられないまま、「いつか夢を叶えたい」と息巻いているだけでは夢には近づかない。

  それならば、とりあえず目の前の仕事をやりきるという目標を持って、小さな空白をつくり、それを埋めていってはいかがだろうか。

  空白を埋める回数が増えていけば、自信がつき、マインドが鍛えられていく。
  そうして鍛えられた「絶対達成マインド」があれば、大きな空白も埋められるようになっていくはずだ。
  そのほうが夢を叶えるにも近道なのだ。

  それに目の前の仕事を一所懸命やり続けることにより、その仕事が好きになり、天職になるかもしれない。
  それがやりたかった仕事かどうかなんて関係なく、人には自分が過去から現時点までやり続けたことを一貫して正当化したくなる「一貫性の法則」があるからだ。

  もしも「ミュージシャンになりたい」という漠然とした夢を持っているなら、いつまでに、どんなミュージシャンになりたいのか、臨場感を持って具体的にイメージしてみればいい。
  オリコンで何位以内に入れば満足するのか、どのくらいの人にコンサートにきてもらいたいのか、目指すミュージシャンの姿は人それぞれだから、自分の目指すミュージシャンの姿を明確にするのである。

「山登りの人生」と「川下りの人生」

  登山をするとき、いきなり山に登り始めることはない。
  山について詳しく調べるのはもちろん、登山ルートや登頂予定日などの登山計画を立ててから登山を開始する。
  登頂に成功するためには登山計画をつくることが必須なのだ。
  夢を実現させるときも同じだ。
  実現すべき夢がよくわからないまま闇雲に突き進んでも、夢は叶えられない。
  夢を実現させたいなら、できるだけ具体的な計画を立てるべきだ。

  そうして夢を叶えるための計画が立てられたら、頂上に向かって一歩一歩前進していく。自分のあるべき姿に近づいていることを実感しながら山を登り続ければ、充実した毎日をすごせる。

  困難を乗り越えて登頂したときには、これ以上ない達成感を得られるはずだ。それはそれでとてもすばらしい人生と言えよう。

  しかし、そうした夢を持っている人はどのくらいいるのか。
  世の中には「夢があるのが当たり前」「夢を持たずに生きるなんてありえない」という風潮があるが、本当に叶えたい夢を持っているのは一部の人だ。
  自分が本当に何をやりたいのか、自分の夢は何なのかよくわからなくて悩んだり、迷ったりしている人のほうが多いはずである。