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10月31日 11時40分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):コマツ、リコー、富士重工業など

コマツ<6301>:1688円(前日比+68円)
大幅反発。同社は前日に上半期の決算を発表、アク抜け感が先行する展開となってい
る。上半期営業利益は1113億円で前年同期比16%減益、第1四半期決算時に下方修正
した水準での着地となった。通期予想も2620億円、前期比2%増益見通しを据え置い
ている。通期業績計画達成には不透明感も残るといった見方はあるが、ひとまずは会
社側の強気見通しを評価する動きが優勢に。また、明日11月1日の中国PMIの改善など
を期待する声もあるようだ。

リコー<7752>:655円(同-33円)
大幅安で下落率上位。同社は前日に上半期の決算を発表、営業利益は274億円と黒字
転換、通期予想は700億円を据え置きとしている。一方、年間配当金は従来予想の25
円から29円に引き上げている。上半期実績は従来予想の300億円、市場コンセンサス
の295億円程度を下振れており、比較的、決算期待は高まってもいたが、改めて事業
環境の悪化傾向が意識される格好に。増配に関しても、先に観測報道が伝わってお
り、インパクトは乏しい状況のようだ。

富士重工業<7270>:769円(同+50円)
年初来高値を更新。前日に発表した決算内容が好感される展開に。上半期実績は先の
上方修正値水準で着地、通期営業利益は従来予想の670億円から820億円に上方修正、
下半期も従来予想比上方修正の格好となっている。年間配当金も従来の9円から10円
に引き上げへ。バークレイズでは目標株価を790円から830円に、UBSでは850円から
900円に引き上げている。

日本精工<6471>:436円(同-8円)
売り先行。同社は前日に決算を発表、上半期営業利益実績は184億円で前年同期比
20%減益となり、従来予想の220億円を下回った。通期予想は従来の500億円から270
億円、前期比39%減益にまで下方修正している。下振れは想定線といえ、市場コンセ
ンサスは400億円台の前半であったと見られ、下振れ幅の大きさにネガティブなイン
パクトは強いもよう。産業機械事業の下振れが大きいようだ。

フタバ産業<7241>:297円(同-21円)
大幅安で下落率上位。同社は前日に上半期の決算を発表、営業利益は5億円と前年同
期比黒字転換となったが、7-9月期では再度赤字に転落、従来予想の14億円は大きく
下回り、通期予想も29億円から1億円にまで大幅下方修正している。欧州・アジアの
売上下振れに加えて、下半期は中国における自動車販売台数の減少が響くとみてい
る。自動車関連の一角ではネガティブインパクトの決算が目立つ状況に。


OLC<4661>:10910円(同+110円)
前日に発表した想定通りの好決算を受けて、本日は買い先行の展開に。なお、モルガ
ン・スタンレー(MS)では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイ
ト」に格下げしている。業績堅調な内需銘柄である評価は不変としているが、目標株
価11000円水準まで株価は上昇、来期最高益達成の可能性も織り込んだ水準と判断の
ようだ。今後は更なる中期業績のドライバー確認待ちとしている。

アサヒグループHD<2502>:1817円(同-33円)
さえない。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は677億円で前年同期比12%
減益、7-9月期では349億円で同13.5%の減益となっている。市場コンセンサスを50億
円強下回ったと見られ、通期計画未達懸念の強まりなどネガティブに捉えられてい
る。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」
に格下げ、今後の利益成長は鈍化見通しなど、当面のカタリスト不足は否めないとの
見方に。

MCJ<6670>:144円(同-8円)
下げ目立つ。上期営業利益を8.4億円から4.2億円へ、通期計画を22.6億円から14.8億
円へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。上期はパーツ販売が低調に推移
したほか、価格競争の激化に伴う販売単価の下落などで売上総利益率が低下すること
が重しに。また、同時に、期末配当予想を4.12円から3.26円へと引き下げたこともネ
ガティブ材料視されている。

カイオム<4583>:2285円(同+304円)
大幅続伸。臨床用途の探索を目的とした難治性疾患モデルにおける薬効試験の結果を
発表したことが買い材料視されている。抗Semaphorin 3A 抗体について薬効予備試験
を実施していたが、免疫・感染症疾患モデルにおいて、病態を改善する可能性を強く
示唆する試験結果が得られたようだ。なお、試験結果が通期業績へ与える影響は軽微
と。

日風開<2766>:101100円(同+11600円)
大幅反発。銚子風力開発の発行済株式の90%を関電工へ、肥前風力発電と平生風力開
発の同社が所有する全株式を大阪ガスの子会社へそれぞれ譲渡すると発表したことが
材料視されている。同社では、財務基盤の再構築と資金繰り改善のため、所有する風
力発電所の施設の一部売却などによる資金化を進めており、財務体質の改善が前向き
に捉えられている。

タカラBIO<4974>:758円(同+58円)
大幅続伸。がん治療薬「HF10」の第1相臨床試験を拡大すると発表したことが材料
視されている。これまでは単回投与を実施していたが、反復投与の被験者登録を開始
したと。11月初旬にも投与が開始される予定で、投与されれば、米国での治験におい
て初めての「HF10」の複数回投与症例となるもよう。なお、今後も2018年度の商業
化を目指し、「HF10」の臨床開発を推進する方針。

スカイマーク<9204>:406円(同-3円)
売り先行。昨日発表した上期営業利益は前期比27%減の67億円となり、事前の観測報
道で伝わっていた70億円前後に沿った着地となっている。一方、通期の営業利益見通
しを158億円から113億円へと下方修正へ。コンセンサスでは145億円前後が見込まれ
ており下振れは織り込み済みとみられるが、想定以上の下方修正幅がネガティブに捉
えられている。

(フィスコ)


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