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11月1日 16時53分
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フィスコ

パナソニックやシャープなど

<6752>  パナソニック  414  -100
ストップ安で下落率トップ。前日に発表した大幅な業績下方修正が嫌気される格好
に。上半期営業利益実績は874億円で前年同期比83.5%増益、ほぼ従来計画並みの水
準となったが、最終損益は150億円の黒字予想に対して6852億円の大幅赤字となって
いる。減損処理などの構造改革費用、繰延税金資産の取り崩しなどが大幅赤字の背景
に。こうした費用計上の可能性は指摘されていたものの、今期末予想BPSは450円
程度まで低下、バランスシートの悪化や割安感の後退などを警戒する動きが先行へ。
減収ピッチが大きいなど事業環境の改善もみられず、悪材料出尽しといった流れにも
なりづらいようだ。
<6753>  シャープ  169  -3
売り優勢。今期の最終赤字が過去最大の4500億円程度になる見通しとの観測報道が伝
わっている。従来予想は2500億円の赤字、市場コンセンサスも3000億円程度の赤字で
あった。TV事業の収益が想定以上に悪化していることが下振れの背景のもよう。相
対的には、海外企業との提携策の進展などに対する関心が高まる状況となっている
が、赤字拡大に伴う一段の資産劣化などに対する懸念も引き続き強いようだ。

<6758>  ソニー  915  -39
朝方から冴えない動きが目立つ。前日にパナソニック<6752>が大幅な業績下方修正を
発表しているほか、シャープ<6753>も今期純損益が過去最高の赤字水準にまで下振れ
といった観測報道が伝わっている。家電大手の一角となる同社にも警戒感が波及する
流れとなっている。なお、本日決算発表を予定しているが、会社側の通期営業利益計
画は1300億円、対して、市場コンセンサスは1000億円強レベルの水準を想定している
もよう。

<9427>  イー・アクセス  44400  +4050
大幅高で上昇率上位。ソフトバンク<9984>と同社が株式交換比率を見直す方向で調整
に入ったと報じられている。ソフトバンクの大幅な株価下落が背景、直近の株価をも
とにソフトバンク株の割当を増やすと伝わっており、同社株に関しては、株式交換の
際のプレミアム上昇が想定される状況となっているようだ。現在の株式交換比率は
1:16.74だが、仮に買い取り価格の1株52000円を維持するならば、昨日のソフトバン
ク株価を元にすると、交換比率は1:20を上回る水準にも。

<6762>  TDK  2856  -141
下げが目立つ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は204億円で前年同期比41%増
益、保険金収入などの計上で市場予想は上回る水準となったようだが、通期計画は従
来の570億円から410億円にまで下方修正。コンセンサスは480億円程度とみられ、ネ
ガティブな反応が強まっている。また、年間配当金も90円から80円に引き下げてい
る。UBSでは、構造改革への期待が後退として、投資判断を「バイ」から「ニュー
トラル」に格下げしているようだ。

<5802>  住友電気工業  827  -31
下げが目立つ。昨日発表の決算企業の中では、ネガティブなインパクトが強かった銘
柄の一つ。上半期営業利益は347億円で前年同期比46%増益となったが、従来予想400
億円は大きく下振れた。通期予想も1100億円の従来予想から870億円にまで下方修正
している。上半期、通期ともに、会社計画を僅かに上回る水準がコンセンサスであっ
たとみられ、想定外の下方修正に失望感が強まる形へ。下方修正の主因は中国向け自
動車関連の数量減とみられる。

<7908>  KIMOTO  506  +80
上昇率トップ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は10.7億円で前年同期比34%増
益、従来予想の8.5億円を上回る着地となっている。通期予想は据え置きへ。4-6月期
の同8.8%増益に対して、7-9月期は同61.6%増益と増益ピッチは大きく拡大してお
り、ストレートにポジティブな反応となっている。タッチパネル用ハードコートフィ
ルムなどの販売好調が好業績の背景、数少ないハイテク系の好決算銘柄として注目度
も高まる状況に。

<7261>  マツダ  105  +10
大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は115億円で従来予想の100億円を上
回る一方、通期予想を300億円から250億円に下方修正している。通期見通しに関して
は、為替の円高など事業環境の悪化傾向を背景に下振れは織り込み済みであり、ほぼ
下方修正値はコンセンサスレベルであるとみられる。「CX−5」の世界的な販売好
調が下支えになっている。なお、野村では目標株価を135円から150円に引き上げてい
る。

<2282>  日本ハム  1114  +124
大幅反発で上昇率上位。決算と同時に発表した自社株買いの実施が評価される動き
に。発行済み株式数の7.08%に当たる1500万株を上限に、本日1日から来年1月末まで
を取得期限としている。買い入れる水準の大きさがインパクトにもつながる格好へ。
なお、上半期営業利益実績は98.4億円で前年同期比18%の減益、従来計画の120億円
を下振れる着地となっている。

<4042>  東ソー  162  +6
決算発表後は上げ幅広げる展開に。上半期営業利益は48.2億円で前年同期比78%減
益、従来予想の30億円は上振れての着地となった。一方、通期予想を従来の290億円
から200億円、前期比16%減益の水準まで下方修正している。ただ、市場コンセンサ
スも200億円レベルまで切り下がっていたため、当面の悪材料出尽くし感につながる
格好ともなっている。なお、石化大手では三井化学<4183>も、コンセンサスをやや下
回る水準まで通期予想を下方修正しているが、その後の株価は堅調推移に。

<5471>  大同特殊鋼  310  -36
下げ幅拡大で下落率上位。昨日の引け後に上半期の決算を発表、実績は上振れ着地と
なったものの、通期営業利益は315億円から175億円にまで下方修正している。新たな
通期予想は市場コンセンサスを100億円程度下振れているとみられる。メリルリンチ
(ML)では目標株価を360円から300円に、ゴールドマン・サックス(GS)では280円
から270円に引き下げている。なお、特殊鋼業界では山陽特殊鋼<5481>も前日に大幅
な下方修正を発表。

(フィスコ)


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