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11月2日 11時36分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、シャープ、ニコンなど(訂正)

ソニー<6758>:943円(前日比+28円)
大幅反発。前日に発表した決算内容が、相対的な買い安心感を誘う格好となっている
ようだ。上半期営業利益は365億円で前年同期比41.2%増益、通期予想は売上高のみ
下方修正で、営業利益は1300億円で据え置きとなっている。追加の資産売却益計上な
どが下支えにはなるもようだが、パナソニック<6752>やシャープ<6753>との比較では
底堅さが意識される状況となり、昨日警戒感が先行した反動も強まる形へ。


シャープ<6753>:162円(同-7円)
売り先行。同社は前日に上半期決算を発表、収益水準は従来予想を下振れての着地と
なり、通期予想も下方修正、最終損益は2500億円の赤字予想から4500億円の赤字へと
減額修正している。前日に観測報道が伝わっていたことで、決算数値にはインパクト
がないものの、継続企業の前提に関するリスク注記などは、警戒感をより強めさせる
流れにはつながっているようだ。鴻海との資本提携に関する不透明感、今後の資本増
強策の必要性などに対する警戒感も拭えず。

ニコン<7731>:1941円(同-112円)
大幅安で下落率上位。同社は前日に上半期の決算を発表、通期予想の想定外の下方修
正が売り材料に。上半期実績営業利益は371億円で前年同期比39%減益、従来予想の
340億円を上振れる着地となった。一方、通期予想は従来の850億円から720億円にま
で下方修正、市場コンセンサスは会社計画を上回る900億円レベルであったため、失
望感が強まる状況のようだ。半導体製造装置関連分野の下振れが背景と見られる。


イビデン<4062>:926円(同-76円)
実質下落率トップ。昨日の決算発表銘柄の中ではネガティブなインパクトが強かった
と捉えられる。上半期営業利益は61.2億円で前年同期比6%減益、従来計画の70億円
を下回っている。また、通期予想を従来の180億円から65億円にまで大幅下方修正し
ている。MPUパッケージの需要減の影響などから、通期計画の下振れは想定されてい
たが、コンセンサスは160億円程度であったと見られ、想定以上の下振れになる格
好。

ブラザー<6448>:811円(同+66円)
急伸で上昇率上位。同社は前日に上半期決算を発表、通期予想を下方修正している
が、当面の悪材料出尽くし感が先行する状況になっているもよう。営業利益は上半期
が196億円で前年同期比25%減益、通期予想は従来の340億円から300億円に下方修正
している。実績値はコンセンサスを20億円程度下回ったが、通期予想の下方修正値は
ほぼ市場予想レベルであり、過度な警戒感が後退する状況となっている。


住友重<6302>:308円(同+21円)
強い動きが目立つ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は174億円で前年同期比
19%減益、従来予想の135億円を上回っている。通期予想は320億円、前期比32%減益
見通しを据え置いている。第1四半期決算時の下方修正が保守的過ぎたとの見方もあ
るようだが、通期予想下振れの可能性は低下したとして、買い戻しの動きなどが先行
する展開になっている。

NTTドコモ<9437>:117000円(同-200円)
上値の重い展開に。クレディ・スイス(CS)が同社の投資判断を「アウトパフォー
ム」から「ニュートラル」に格下げしており、ネガティブな材料につながっている。
CSでは、LTE/スマートフォン化のポジティブな流れを、緩慢な経営判断などから享
受しきれていないことをネガティブと評価、移動体通信株8年サイクルに基づく通信
株総強気推奨から除外するとしている。当面は、配当利回りだけが頼みの綱の低ボラ
ティリティ株価が予想されると。

パナホーム<1924>:525円(同+27円)
買い先行の展開。野村が目標株価600円継続で、投資判断を「ニュートラル」から
「バイ」に格上げしていることが見直しの動きにつながる。野村では、健全な財務体
質が毀損するリスクは小さく、株価のディスカウントは大きすぎると指摘している。
パナソニック<6752>の業績不振に伴って、グループ内における存在感も相対的に増し
てきていると。

有沢製作所<5208>:227円(同+31円)
上昇率トップ。同社は前日に上半期の決算を発表、経常損益は2.6億円の黒字とな
り、従来予想の4.3億円の赤字を上振れる着地に。また、通期予想も6.5億円の赤字か
ら一転して、1.5億円の黒字に上方修正している。ちなみに、期初の通期予想は8億円
の赤字見通しであった。過度な損失計上に対する警戒感を受けて、0.2倍台にとどま
っている低PBR水準是正の動きなどに期待も高まる状況へ

UBIC<2158>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。米ナスダック市場に、新規株式公開の届出を提出したと発表し
たことが材料視されている。ティッカーシンボルは「UBIC」となり、ナスダック
グローバル・マーケットへ上場予定。米国における認知度向上と、海外市場での資金
調達を前向きに評価する動きとなっている。なお、国内での新株の募集、売り出しは
行わない。

サクセスHD<6065>:3565円(同+125円)
大幅反発。今期営業利益見通しを3.6億円から4.2億円へ、最終利益見通しを3.1億円
から3.5億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。既存の保育施設の利
用者数が堅調に推移したほか、新規に開設した保育施設の稼働状況が予想を上回った
ことが背景。足元では待機児童数が高止まりとなる中で、保育サービスの堅調な需要
は続くとの期待感も支援材料に。

アイスタイル<3660>:862円(同-33円)
売り先行。11月30日をもって東証1部、または2部へ市場変更すると発表している。ま
た、同時に、公募増資と株式売り出しの実施を発表しており、希薄化や需給悪化懸念
がネガティブに捉えられている。最大で12億円を調達し、全額を設備投資資金に充当
する予定。なお、所属市場については、売出価格等決定日(11月19日から21日)以降
に発表予定。

SEMITEC<6626>:498円(同+80円)
大幅反発。上期の営業損益を1800万円の赤字から3400万円の黒字へと上方修正したこ
とが好感されている。4-6月期は2500万円の赤字であったことから、7-9月期は5900万
円の黒字を確保。足元では自動車向けセンサーが堅調であるもようで、業績の底入れ
感が意識される格好に。なお、通期の営業損益計画は3100万円の黒字が据え置かれて
おり、上方修正期待も先行へ。

楽天<4755>:689円(同-24円)
大幅続落となり、連日で分割考慮後の年初来安値を更新している。目立った悪材料は
ないが、下値模索の展開が継続する中で見切り売りが膨らむ状況のようだ。また、直
近の新興市場では値動きの軽いバイオ関連や直近IPO銘柄などに物色が強まってお
り、値動きの悪さが意識される主力株には換金売りも。なお、電子書籍端末「コボ」
シリーズで、白黒の専用端末2機種を追加すると発表しているが反応薄。


(フィスコ)

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