量子エリート#予告Photo:metamorworks/gettyimages

量子コンピューターの急速な発展により実用化の兆しが見えてきたことで、企業が続々と集結している。既存のコンピューターとは異なる仕組みで計算するため、飛躍的な性能向上が期待されている“夢の計算機”。もちろんそれを扱う難易度は最高峰で、今や最強の理系人材となった「量子エリート」を自陣に取り込むための勢力争いが激化している。特集『最強の理系人材 量子エリート争奪戦』は、6月14日(月)から19日(土)の全6回の連載を予定している。(ダイヤモンド編集部副編集長 大矢博之)

#1 6月14日(月)配信
トヨタ、NTT、東芝…量子技術開発に日本企業が「護送船団方式」で動く理由

量子エリート#1Photo by Hiroyuki Oya

 オールジャパンで量子技術イノベーション立国を目指す――。トヨタ自動車、東芝、NTTなど日本を代表する大企業が、量子コンピューターの活用に向けて集結した。産業界が“巨大護送船団”方式で動きだした背景には、先行する海外勢への強い危機感がある。

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#2 6月15日(火)配信
IBMは年収2750万円を提示!最強理系人材・量子エリート「給料爆騰」の舞台裏

量子エリート#2Photo:sarayut Thaneerat/gettyimages

 希少な量子エリートの獲得競争が激化している。海外では2700万円を超す高額の給料を提示するケースも出始めた。新たな理系人材の受け皿に乏しい日本企業。AI人材をGAFAなどの海外企業に奪われた二の舞いになりかねない状況に陥っている。

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#3 6月16日(水)配信
日本置き去りの「量子人材囲い込み」競争、IBMが先行しアマゾン・マイクロソフト猛追

量子エリート#3写真提供:Google

 量子コンピューターをクラウド経由で利用できるサービスを、海外のIT大手が強化している。狙うのは自陣営への人材の囲い込み。さながらパソコン黎明期のウィンドウズとマッキントッシュの勢力争いのような状況で、海外勢が利活用の主導権を握り始めた。

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#4 6月18日(金)配信
三井住友FGが「量子人材育成」に総力結集で乗り出す理由、3メガバンク最後発の勝算

量子エリート#4Photo:PIXTA

 金融3メガの最後の1社がついに動きだした。三井住友フィナンシャルグループがグループ総出で量子人材育成に乗り出す。JPモルガン、ゴールドマン・サックスなどの海外勢や、IBM・慶應義塾大学と組んで先行して活用法を模索する三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループに追い付けるか。

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#5 6月19日(土)配信
自動車・化学業界が量子コンピューターの「成果」を期待する分野は?電池、素材、医薬品…

量子エリート#5Photo:TEK IMAGE/SCIENCE PHOTO LIBRARY/gettyimages

 実用化が近いのは電池、素材、医薬品――。自動車業界や化学業界がこんな期待を寄せるのは、複雑で既存のコンピューターでは計算し切れない原子の振る舞いを、量子コンピューターならば計算できるかもしれないからだ。

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#6 6月20日(日)配信
中小企業のエンジニアが「東大技官」に、量子技術が開いた立身出世の道

量子エリート#6Photo:triloks/gettyimages

 量子コンピューターのクラウド公開をきっかけに興味を持ち、「量子星占い」という自作アプリを開発したエンジニアが、東京大学の量子コンピューター研究室の技官に転身した。本人の意志があれば、誰でも量子エリートに成り上がれる時代が到来した。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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