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11月7日 11時37分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):日産自動車、住友鉱、楽天など

日産自動車<7201>:704円(前日比+27円)
大幅反発。同社は前日に上半期の決算を発表、営業利益は2870億円で前年同期比
7.3%減益、従来予想の2800億円を上回る着地に。一方、通期予想は7000億円から
5750億円にまで下方修正、市場コンセンサスを1000億円程度下回る内容となっている
ものの、ホンダ<7267>の下方修正なども背景に、中国リスクへの警戒感が強まってき
ていたことで、目先の悪材料出尽くしと捉えられる格好に。なお、10月第4週の中国
のディーラー来場者数が前年同期比80%程度にまで回復しているとのコメントも、早
期の底打ち期待などにつながっているようだ。野村では投資判断「バイ」継続で、目
標株価を830円から880円にまで引き上げている。

住友鉱<5713>:1087円(同+60円)
大幅反発。同社は前日に上半期の決算を発表、営業利益は397億円で前年同期比12%
減益となったが、従来予想の340億円は上振れる着地に。一方、通期では800億円から
730億円に下方修正しているが、市場予想715億円程度の水準は上振れる着地に。上半
期の上振れ着地を受けて、通期の市場コンセンサスの切り上がりなどは期待される状
況。また、金や銅など非鉄金属市況の上昇なども支援材料となっている。


住友ベークライト<4203>:310円(同+24円)
強い動き。前日の取引時間中に決算を発表、通期営業利益は120億円の従来予想から
85億円に下方修正、その後は一旦乱高下した後に底堅い動きとなっていた。本日は、
説明会において、半導体パッケージ基板材用「LαZ」の下期からの拡大見通しなどが
示されており、期待材料につながってもいるもよう。CLSAでは投資判断を「アンダー
パフォーム」から「アウトパフォーム」に格上げしているようだ。

太陽誘電<6976>:604円(同-37円)
急落で下落率上位。前日に発表した決算では、上半期営業利益は14.6億円で従来予想
の35.0億円を下回った。通期予想も従来の100億円から50億円に下方修正している。
上半期が30億円程度、通期では75億円レベルであったとみられる市場コンセンサスを
下回る格好となっている。JPモルガン(JPM)では、投資判断「オーバーウェイト」
継続ながら、スーパーハイエンド製品の売上計上の遅れに加え、立ち上げロスや固定
費増が先行しており、印象は極めてネガティブとの評価。

前田建設工業<1824>:320円(同-39円)
下落率トップ。同社は前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益を従来予想
の10億円から5億円に、最終損益を4億円の黒字予想から9億円の赤字に減額してい
る。労務費など建設コストの上昇に加えて、為替差損の発生なども響く状況に。バー
クレイズでは投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、
中長期的な成長機会は大きいとの見方は不変ながら、今回の業績修正は建築利益率の
通期見通しの悪材料を示唆する内容と判断、今後の業績伸長は想定より緩やかになる
との見方を反映しているようだ。

シスメックス<6869>:3425円(同-285円)
大幅安で下落率上位。同社は前日に決算を発表、上半期営業利益は106億円で前年同
期比12%増益、従来予想の98億円を上回った。一方、通期予想は210億円から200億円
に下方修正へ。中国の下期販売動向の不透明感などが下方修正の要因に。下方修正幅
はわずかであるが、安定成長期待の高い銘柄と位置づけられ、通期も上振れ決算が想
定されていただけに、ネガティブなインパクトが先行する格好のようだ。


オーデリック<6889>:1785円(同+104円)
大幅続伸。上期営業利益は前年同期比3.8倍の9.1億円となり、従来予想の7.5億円を
上回る着地となったことが好感されている。また、通期の営業利益見通しを14.2億円
から21.0億円へと大幅に上方修正へ。新設住宅着工戸数の増加、LED照明器具の販
売が好調に推移していることが寄与したようだ。なお、同時に期末の配当予想を15円
から20円へと引き上げたことも支援材料に。

イー・ガーディアン<6050>:1274円(同-91円)
下げ目立つ。昨日は本決算を発表し、前期営業利益は8300万円と従来予想の7500万円
を上回る着地となった。今期については、売上高が前期比10.8%増の24.7億円、営業
利益は同19.6億円増の1.0億円と増収増益見通し。ただし、四季報予想の今期営業利
益は1.5億円までの拡大が見込まれており、想定以下の内容と捉えられる格好に。


メイコー<6787>:515円(同-100円)
大幅安。上期営業利益を5.5億円から7000万円へ、通期見通しを26億円から7億円へと
それぞれ大幅に下方修正したことが嫌気されている。国内エレクトロニクスメーカー
のテレビ事業の不振、パソコンの需要減に伴うハードディスク用基板の受注減少、ス
マートフォン関連基板の受注の遅れなどが背景。同時に、中間配当を見送るほか、期
末配当を未定としたこともネガティブ材料視されている。

ウエストHD<1407>:1050円(同+29円)
買い先行。池や沼などの水上に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると
報じられたことが材料視されている。防水加工を施した発電設備を水上に浮かせ、利
用されていない水面の有効活用を狙うようだ。初年度に10ヵ所、発電能力で合計2万
キロワットを目指すもようで、メガソーラー事業の一段の拡大期待が高まる格好に。


楽天<4755>:707円(同+10円)
買い先行。昨日は第3四半期決算を発表し、1-9月期営業利益は前年同期比11%増の
538億円で着地。7-9月期営業利益は186億円とコンセンサスをやや下回ったものの、
想定の範囲内との見方から過度な警戒感が後退へ。7-9月期は電子書籍事業などの先
行投資が重しとなり、ネットサービスその他事業の赤字は54億円と直前四半期から拡
大したものの、金融事業の好調がカバーする形。なお、ネットサービスその他事業の
赤字拡大についても想定線との見方に。

(フィスコ)


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