「右肩下がり」のこれからが正念場

  今のところ景気は横ばいです。ただ、それがいつまでも続くとは思っていません。
  昨年は観光客もたくさん訪れましたが、この先は分からない。となるとやはり地元の人たち…となりますが、人口は減っています。
  復興関連の予算は来年には、一気に景気がガタ落ちになりますし、インフラ、とりわけ交通の便が整っていないうちは、なかなか人を集めようとしても難しい。実際に緊急支援NPOや国内外からのボランティアは確実に減っています。
  そうなると景気が落ち込むことは避けられません。来年は商売をやめてしまう人も出てくるかもしれません。
  そうならないよう、たくさんの人が来たくなる町に、人が来たくなるお店に、私たち皆がそれぞれ、努力をしていかなくてはならないでしょう。私たちの「底力」を見せるとき。底力とは、技術力と人の力とこれまで培ったノウハウの3つです。復興は早く進められているし、引き続き頑張っていけば、いつかは、かつての大船渡、いやそれ以上に復興していくと信じています。