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企業は本質的な解決策を見出せるか。
マーケティングはドラスティックに
再定義されている

「アドテック東京 2012」からのメッセージを検証

河尻亨一 [元「広告批評」編集長/銀河ライター主宰/東北芸工大客員教授]
2012年11月14日
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デジタルマーケティングカンファレンス「アドテック東京」が、去る10月30日、31日の2日間にわたって開催された。4回目となる今年も、40を超えるキーノートプレゼンテーションやカンファレンスが行われ、出展企業によるエキシビジョン、ワークショップ等も盛況だった。今回、筆者は計13のプログラムを取材。そこで語られた現代マーケティングのストリームを、3つのキーワード(座標軸)から考えてみたい。

1.スマホを征す者が
マーケティングを征す?

 今年、日本のスマートフォンユーザーは2400万人を突破したという。今後もその数は激増すると見込まれる。つまり、現在のマーケティングではスマホ対策が急務とされており、アドテックでも“第三のスクリーン”(あるいはテレビ、PCを含んだ“複合スクリーン戦略”)をテーマの一つとしてフォーカスしていた。

 例えば、セッション「スマホ、タブレット時代のユーザーエクスペリエンス」では、もはやデザイナーやエンジニアだけがユーザーエクスペリエンス(User Experience)を理解すればよい時代は終わり、マーケティング担当者もそこへの意識を強化する必要があるのでは、というアングルからディスカッションが展開されていた。

 このセッションでは、スピーカーから「20代女性をターゲットにした、あるEコマースサイトでは、約50%がモバイルからの訪問で、その中の8割がスマホから」というコメントもあった。位置情報サービスやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)と連動することで、きめ細やかなコミュニケーション施策が可能になるという。

 

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河尻亨一 [元「広告批評」編集長/銀河ライター主宰/東北芸工大客員教授]

1974年、大阪市生まれ。99年、早稲田大学政治経済学部卒業。お茶の水美術学院講師を経て、2000年より雑誌「広告批評」(マドラ出版)に在籍。08年、編集長就任。10年、同社退職後、雑誌・書籍・ウェブサイトの編集、企業の戦略立案およびPRコンテンツやイベントの企画・制作を手掛けるほか、講演活動なども行っている。


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