レアものミュージアム

タッド・モア 5 ダマスカスパター
Tad Moore 5 Damascus Putter

【Vol.52】 2012年11月21日
鷺 一成
著者・コラム紹介バックナンバー

予想相場 約30万円

ダマスカス鋼を初めて採用

希少価値の高い一本

 昨年10月にスタートしたこの連載ですが、第1回でご紹介したのが、2006年ごろ製作数15本、しかも非売品として登場した、オデッセイの〈ダマスカス・グランド・リミテッドエディション〉パターでした。

 ダマスカス鋼とは古代鋼材で強靭さ、さびにくさ、そして表面に浮かぶ美しい模様から“神秘の鋼”といわれ、刀剣などの素材に用いられていました。現代のダマスカス鋼は異種金属を多層に重ね合わせて鍛えることで、その美しい紋様を出しているそうです。

 そんなダマスカス鋼でパターを最初に作ったのがタッド・モアです。1997年のことで、このL字のほかにクランクネックでアンサー型の〈PRO-1〉、ベンドシャフトでアンサーX型の〈PRO-1X〉の3種類を登場させています。といっても一般市場に出回ったわけではありませんでした。したがって製作本数も相当少なかったはずです。

アンサー型モデル〈PRO-1〉のソールには、ダマスカス鋼の美しい紋様がはっきりと見える

 モアといえば、90年代初めの削り出しパターブームの立役者です。プロパーモデルの〈マックスフライTM-1〉〈同TM-2〉は大ヒットしましたし、その後に登場したパターデザイナーに大きな影響を与えたのも事実です。

 今回ご紹介のモデル名は〈5〉。これはジャンボ尾崎プロが愛用し、多くの勝利を挙げた“名器”〈マグレガーIMG5〉の形状を踏襲していることからきています。

記事提供:パーゴルフ
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鷺 一成 (さぎ・かずなり)

1977年6月生まれ。プレミアムゴルフ倶楽部取締役。ゴルフを始めた23歳のころ、ウェッジの巨匠、ロジャー・クリーブランドがキャロウェイゴルフに入社後、自分用に製作したとされるプロトタイプウェッジを入手して以来“キャロマニ”に。やがて、プレミアムなギアのとりこになり、現在に至る。ゴルフの腕前にも優れ、ハンディは1、ベストスコアは67。


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希少価値の高いアイテムを得意とする中古ショップ、東京・用賀にあるプレミアムゴルフ倶楽部の鷺一成氏が取って置きの“レアもの”を毎回1点ずつご紹介。

プレミアムゴルフ倶楽部HP:http://www.pgc.co.jp/

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