最新株式ニュース
11月16日 12時26分
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フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~輸出関連などへの資金シフトが鮮明化

16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均はレンジ上限へ、高値警戒よりも円安トレンドで見直し買いへ

・ドル・円は81円04銭付近、中国財政次官の発言などが意識される
・内需・ディフェンシブの下落が目立つ、輸出関連などへの資金シフトが鮮明化


■日経平均はレンジ上限へ、高値警戒よりも円安トレンドで見直し買いへ


日経平均は続伸。166.19円高の8995.91円(出来高概算12億4000万株)で前場の取引
を終えている。欧米市場は財政問題への不透明感から弱い値動きが続くなか、東京市
場は政権交代に対する期待感から強い相場展開に。日経平均は前引けにかけて上げ幅
を広げており、一時9006.87円とザラバベースでは7日以来の9000円を回復した。


自民党を中核とした連立政権との見方から、より強力な金融緩和策が実行される可能
性から為替市場では円安傾向が続くとの見方に。これを受けてトヨタ<7203>、ホンダ
<7267>、日産自<7201>など、円安メリット銘柄が強い動きをみせている。


セクターでは輸送用機器のほか、ゴム製品、電気機器、証券、銀行、保険、ガラス土
石、精密機器、鉄鋼などが日経平均を上回る上昇率となった。東証1部の騰落銘柄
は、値上がり1077に対して値下がり448、変わらず140と、値上がり数が全体の6割を
占めてい
る。

日経平均は9000円を回復してくるなど、予想以上の強さである。直近1ヶ月間の保ち
合いレンジ(8850-9080円)の下限レベルでの攻防が続くかにみえたが、あっさりこ
れをクリアし、レンジ上限をうかがう展開をみせてきている。週末要因もあってレン
ジ上限を捉えるところまではなさそうだが、戻り待ちの売りは出しづらくなった。


一方、欧米市場が不安定ななか、新指導部が動き出した中国についても、上海も弱含
みに推移しており、ファンドのリバランス的な流れなどは日本株にシフトしやすい状
況に映る。日経平均はレンジ上限となる直近戻り高値水準に接近し、強弱感が対立し
やすいところであるが、出遅れているセクターや銘柄への見直しが続きそうである。


そのほか、来月の総選挙に向けた1ヶ月間は、各政党によるマニフェストなどに関心
が向かいやすい。自民党が政権を握るとの見方が大勢となるなか、円安トレンドが続
く可能性があるため、輸出株など円安メリット株へ関心が集まろう。

■ドル・円は81円04銭付近、中国財政次官の発言などが意識される

ドル・円は81円04銭付近で推移。中国株の下落を意識したドル売りが散見されている
が、ストップロスに絡んだドル売りは確認されていないもよう。中国財政次官の発言
が材料視されているとの声も聞かれている。顧客筋、国内投資家の動きは見えていな
いが、81円以下には個人勢、短期筋などのドル買い興味が残されている。


衆院解散、総選挙を経て自民党が第一党になり、同党を中心とする連立政権が誕生す
る可能性が高まっているが、自民党の安倍総裁の「無制限金融緩和」、「マイナス金
利」発言の影響はやや薄れているもよう。週末前であることから、新たなドル買い材
料が提供されない場合、ドル・円は81円20銭近辺で伸び悩む可能性があるとみられて
いる。

オーダー状況は、80円50銭に短期筋、個人勢のドル買い、81円50銭には個人勢などの
ドル売りオーダー。82円00銭には通貨オプション取引に絡んだドル売りオーダーが多
少入っているもよう。

■今後のポイント

・自民・安倍総裁の発言内容(マイナス金利の導入など)の影響はやや薄れる

・週末前でポジション調整的な売買が主体に

12時24分現在のドル・円は81円04銭、ユーロ・円は103円51銭、ポンド・円は128円54
銭、豪ドル・円は83円76銭付近で推移。上海総合指数は、2013.57(前日比-0.82%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・安倍総裁発言を受けた円安進行で輸出関連を中心に買い戻し優勢
・内需・ディフェンシブの下落が目立つ、輸出関連などへの資金シフトが鮮明化

・為替動向を睨みながら売り込まれた輸出関連などに引き続き注目

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

16:00 藤村官房長官、定例記者会見

(フィスコ)


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