ラオス 2012年11月19日

国際イベントのたびに経済発展してきたラオス
日本と中国が支援でせめぎあい

約8カ月のバックパッカー旅行後、2002年からラオスに住み、旅行会社を経てコーディネーターになった森記者が、ラオスで行なわれた国際会議についてレポートします。

国際会議が行なわれるたびに発展してきたラオス

 2012年11月5、6日の二日間、首都ビエンチャンでASEM(アセム=アジア欧州会合)が開催され、51カ国・地域の首脳や関連組織の代表が参加した。尖閣諸島を巡る日中関係改善のための二国間首脳会談の可能性が注目されたのは記憶に新しい。

首都ビエンチャンにある凱旋門前には各国の国旗が並んだ【撮影/『テイスト・オブ・ラオス』】

 この会議のために、500名の外国報道関係者(各国首脳同行記者はこの数に含まれず)、ラオス国内からは400名の報道関係者が登録され、おおよそ世界各国から1000人以上の報道関係者が滞在していたことになる。この数字から、会議の注目度と規模を知ることができるだろう。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」ように、国際会議(もしくはイベント)がラオスで開催される度に、ラオスの発展は節目を迎えてきた。インフラは外国に支援を要請する。これはラオスが国際イベントを乗り切る常套手段になっている。

 その流れを作ったのは、2004年のASEAN首脳会議(アセアン=東南アジア諸国連合)だ。ラオス初の大規模国際会議で、東南アジア10カ国の首脳が参加した。会議場(仏で事業が成功したラオス人が建設)、メディアセンター(日本支援)、大型ホテル(マレーシア)などが建設された。5年後の2009年にはSEAGAME(シーゲーム=東南アジア競技大会)が行なわれ、首都郊外16キロメートル地点に国立競技場(中国企業との湿地開発プロジェクトの50年間の開発権という交換条件)が建設された。

 そして、今回のアジア欧州会合は、これまでラオスが体験したことのない、51の国と地域という規模で、アジアとヨーロッパの首脳が首都ビエンチャンに集まった。会議場はもちろんのこと、各国VIPの宿泊先、移動車、空港における政府専用機の駐機スペースなど、ないない尽くしの状況からラオスの奮闘劇はスタートした。

世界各国から報道陣が集結。注目度の高さが伺えた【撮影/『テイスト・オブ・ラオス』】

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