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11月20日 11時35分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):海運セクター、キヤノン、日本板硝子など

海運セクター
全面高で業種別上昇率トップ。とりわけ、中小型海運株で上昇率の上位にランクイン
しているものが多い。バルチック指数が7日続伸となっているほか、全般的な資源価
格の上昇が買い材料視される格好に。先週末にはタンカー運賃の上昇報道が伝わって
いるなど、足元での業界環境の好転を受けて、全般的な底上げの流れに乗る格好とな
っている。

キヤノン<7751>:2798円(前日比-19円)
小幅安。前日に創立75周年の記念配当実施を発表、年間配当金は前期比10円増配とな
る130円になる見通し。業績低迷に伴う減配の可能性なども懸念されていたとみら
れ、ポジティブなインパクトと捉えられる。足元では高利回り水準が下支えにもなっ
ていたため、さらなる利回り水準の上昇を評価する動きが朝方は先行。なお、JPモル
ガン(JPM)では投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げ、
記念配当のリリース、円高の歯止め、「EOS 6D」の発売時期前倒し発表などで流れが
変わったとの見方。ただ、米ムーディーズがフランス国債を格下げしたことを受けて
ユーロ・円が円高方向に振れたほか、足元の株価上昇による利益確定売りの動きか
ら、買い一巡後はマイナス圏に転じる展開に。

日本板硝子<5202>:78円(同+4円)
買い先行の展開。朝方の円高ユーロ安の動きは逆風であるが、クレディ・スイス
(CS)が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、見直しの
動きが強まる状況のようだ。財務リスクの後退、来期以降の収益改善確度の高まりな
どを評価、業績正常化に向けた取り組みを評価するステージに入っていくとの見方。
足元では大和が投資判断を格上げするなど、アナリスト評価も徐々に高まる方向へ。


マツダ<7261>:120円(同-1円)
売り先行の展開。ムーディーズのフランス国債格下げを受けて、円が対ユーロで上
昇、欧州関連銘柄として売りが先行する展開になっている。また、クレディ・スイス
(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標
株価は120円としている。依然として収益性は低水準、本質的には台数成長が明らか
になってくることなどが必要になるとの見方。

共英製鋼<5440>:1318円(同+37円)
買い優勢。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も
1300円から1700円に引き上げている。国内建材需要は緩やかに回復傾向、衆院選で自
民党が勝利すれば、公共投資の拡大が押し上げる可能性もあると指摘。また、野村で
も、自民党を中心とした政権が出来たと仮定した場合の見方として、鉄鋼株では同社
や大阪製鐵<5449>など建設用鋼材の販売構成比が高い電炉メーカーの恩恵が大きい
と。

NKSJHD<8630>:1577円(同-17円)
売り優勢。同社は前日に上半期の決算を発表、純損益は373億円の赤字となり、通期
予想も従来の240億円の黒字から280億円の赤字に下方修正している。有価証券評価損
の発生が主因であり、年間配当金も80円から60円に引き下げへ。決算数値はほぼ前日
に伝わった観測報道通りであるものの、昨日は自社株買いの実施観測も同時に伝わっ
ており、アク抜け期待が先行する状況となった。ただ、会社側では、減配分の自社株
取得を来年度に実施する方針としており、直ぐに実施すると期待していた向きにとっ
ては失望感に。

メイコー<6787>:570円(同+5円)
買い優勢。スマホ向けに、「部品内臓基板」と呼ばれる付加価値の高いプリント基板
の生産を始めると報じられたことが材料視されている。半導体が基板内に内蔵されて
おり、基板の上に部品を実装する必要がなく、スマホの薄型化につながるようだ。短
期的な売られ過ぎ感も意識される中で、あらためてスマホ関連として関心が高まり見
直しの流れへ。

マイクロニクス<6871>:290円(同-14円)
買い一巡後は下げに転じる。昨日本決算を発表し、前期営業損益は23.6億円の赤字で
着地。一方、今期営業損益は3.0億円の黒字転換見通しとなっている。FPD市場
は、2013年夏から中国で中小型パネルの新規ライン立上が計画されおり、設備投資の
状況は若干改善する見通しと。ただし、四季報予想の今期営業損益も3.0億円の黒字
転換が見込まれており、想定線との見方から出尽くし感も意識される格好に。


イリソ電子<6908>:1134円(同+14円)
しっかり。いちよしが投資判断「A」を継続したことが買い材料視されているよう
だ。コンシューマ向けが想定以上に不振であるものの、車載用コネクタの拡大余地は
依然として大きいと指摘。車載用コネクタ拡販を中心とする、中期的な見方に変更は
ないとコメントしている。なお、フェアバリューについては2000円から1700円へと変
更へ。

エニグモ<3665>:7110円(同+1000円)
ストップ高。2-10月期経常利益が3.5億円程度になったようだと報じられたことが材
料視されている。海外ブランド品の個人輸入代理サイト「バイマ」において、取引量
が順調に拡大しているようだ。中間決算と同時に通期の経常利益見通しを3.5億円か
ら4.0億円へと上方修正しているが、足元の好調を背景に一段の上振れ期待も高まる
格好に。

楽天<4755>:675円(同-3円)
反落。リクルートHDが来年3月にも、インターネット通販事業に参入すると報じら
れたことがネガティブ材料視されているようだ。リクルートは、傘下のサイトで年間
のべ1億人以上の利用者を抱える強みを生かすと。足元ではネット通販市場の拡大が
続くものの、リクルートは同社に近い事業モデルを採用するもようで、競争激化懸念
が先行へ。

(フィスコ)


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