「他人から認められたい」という
承認欲求が強い人には気をつけて！

シリーズ18万部突破！『精神科医Tomyが教える １秒で悩みが吹き飛ぶ言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉を音声配信。終わりの見えないコロナ禍で、不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ！
「承認は結果としてついてくるもの」

淡々とコツコツやる人にはかなわない

きょうのひとことは、
「承認は結果としてついてくるもの」

「欲しがる人」っていうのは、ちょっと気をつけたほうがいいです。

具体的にいうと、物欲がある人より名誉欲がある人には気をつけてください。

つまり、「自己承認欲求」が強い人のことです。

自分が承認されることを強く望む人っていうのは、目的と結果が逆転してるんですね。

本来であれば、他人からの賞賛とか名誉というものは、目的ではなく、なにかをコツコツやってきた結果としてついてくるものです。

人の役に立ったり、人に感銘を与えたりした結果として、おのずとついてくるものなんですね。

最初から賞賛とか名誉を得たいと思っていると、なかなかうまくいかないわけです。

なにも考えずにコツコツとやってることが、結果としてなにかの役に立つことにつながったりして、周りから賞賛を得たりする。

そういうことには、かなわないわけなんですね。

一方、自己承認欲求の強い人っていうのは、コツコツやったことが周りの賞賛や名誉につながる人のことを大変うらやましく思いがちです。

淡々とやってる人が、自分の欲しがっている承認を得ていたりすると、余計に焦るんですね。

自己承認欲求が先回りして突っ走っている人っていうのは、ちょっと危険なわけです。

そういう人は視野が狭くなってしまっていて、周りが見えていないこともありますから、少し警戒しながら様子を見たほうがいいです。

知らないうちに、周りの人を傷つけたり巻き込んだりすることもありますからね。

もっというと、そういう人は周りの人を傷つけたり巻き込んだりしても、結構気づかないものです。

そうした名誉欲に比べると、物欲というのは小さなことなので、周りを傷つけたり巻き込んだりすることはありません。

くり返しますが、承認を得るためには、それを特別に意識しないで、自分のやりたいことをコツコツと淡々とやっていればいいんです。

先に承認を得たいと思ってしまうと、なかなか得られなくなってしまいますし、焦りを生んでしまうし、自分の心も荒みやすいですからね。

自分のやりたいことを淡々とまったりとやって、のんびり過ごすのが、いちばん自分の承認につながるわけです。

逆にいうと、それができるようになるということは、自分をすでに承認しているというふうにもいえるわけなんです。

きょうのひとことは、
「承認は結果としてついてくるもの」
でした。

参考になったかしら？