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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

自らの陳腐化が競争相手による陳腐化を防ぐ

上田惇生
【第124回】 2009年3月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
未来企業
ダイヤモンド社刊
2520円(税込)

 「研究開発の成否の鍵は、研究開発にかかわる10の原理を知ることにある」(『未来企業』)

 第1に、製品、サービス、プロセスはすべて、損益分岐点に達した日から陳腐化を始めるものと覚悟する。

 第2に、自らの製品、サービス、プロセスを陳腐化させることが競争相手による陳腐化を防ぐ唯一の手立てであると知る。

 第3に、研究開発を純粋と応用に分けるという19世紀の区分は忘れる。

 第4に、物理、化学、生物、数学、経済学はそれ自体が研究対象とすべき体系ではないことを知る。いずれも手段である。

 第5に、研究開発は3つの活動からなることを知る。カイゼン、展開、イノベーションである。

 第6に、狙いを高くする。

 第7に、長期と短期の成果が必要であることを知る。短期の成果だけでは満足できない。だが短期の成果こそ、あとに続く長期のプロセスの第一歩でもある。

 第8に、研究開発は独立した作業ではあるが、独立した機能ではないことを知る。

 第9に、既存の製品、サービス、プロセスのみならず、研究プロジェクトそのものまで体系的に廃棄していく。

 第10に、研究開発もまた、他のあらゆる活動と同じように量的に評価する。

 「研究開発の成否の鍵は、知識でもなければ知力でもない。激しく働くことでもない。いわんや幸運でもない。10の原理を知ることにある」(『未来企業』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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