ネット証券会社比較
【第61回】 2012年12月10日公開(2016年7月14日更新)
ザイ・オンライン編集部

【データ集】2013年からの制度変更でトレードしやすくなる!大注目の「信用取引」コストを各社徹底比較!

 2013年1月4日から信用取引の制度が変わり、同一資金で1日に何度でも繰り返し取引が可能になる。比較的資金が少ない個人投資家にとって、より信用取引が使いやすくなるだろう。そこで信用取引にかかわるコストをまとめてみた。新制度で信用取引の利用頻度が上がることを考えれば、コスト比較は重要になる。

信用取引の主なコストは、「手数料」と「金利」だ。手数料には現物株と同様に「1約定ごと」と「1日定額」の料金コースがある。また信用取引には、「制度信用取引」と「一般信用取引」があり、それぞれ使い方や金利が異なる。以下の4つの表で信用取引のコストを比較してみよう。

参考ページ:信用取引のコストを比較!(ザイ・オンライン)


【1】手数料0円の取引も可能 ~「1約定ごと」手数料
「1約定ごと」の手数料体系を証券会社ごとに比較した。「1約定ごと」は、多くの人が利用する一般的な手数料体系だが、最近ではある条件を満たせば手数料無料、あるいは完全無料の証券会社もある。無料条件は表の一番右側に掲載した。1日に何度もトレードする人なら、できるだけ手数料を抑えて取引したい。ただし、後述する金利の負担も併せて考える必要がある。

●信用取引手数料「1約定ごと」を各社比較
証券会社/約定代金 10万円 50万円 100万円 200万円 1000万円 手数料0円条件・その他備考
安藤証券 105円 105円 105円 105円 105円
SMBC日興証券 0円 0円 0円 0円 0円 条件なしで無料
SBI証券 150円 200円 378円 378円 378円 前営業日未決済・新規建玉合計5000万円以上
岡三オンライン証券 99円 200円 400円 400円 400円 「プレミアゼロ」の条件、前月の累計売買金額20億円以上
カブドットコム証券 483円 483円 798円 987円 1260円 前営業日未決済・新規建玉合計6000万円以上。プラチナプラン。ゴールドプラン
GMOクリック証券 100円 100円 100円 100円 0円 約定500万円超
大和証券 150円 150円 300円 300円 300円
東洋証券 840円 840円 840円 945円 1785円 上限3150円。左記は電子交付選択者料金
松井証券 0円 0円 0円 0円 0円 「一日信用取引」のデイトレード時
マネックス証券 105円 472円 1575円 3150円 1万5750円
むさし証券 231円 231円 462円 462円 1848円 約定3000万円超4998円
ライブスター証券 84円 84円 84円 84円 0円 約定300万円超
楽天証券 262円 472円 472円 472円 472円 ワンショットコース
楽天証券
超割ゴールド
452円 452円 452円 452円 452円 割引条件:投信残高100万~500万円、信用残高500万~1500万円未満、新規建3億~5億円未満
楽天証券
超割プラチナ
378円 378円 378円 378円 378円 割引条件:投信残高500万円以上、信用残高1500万円以上、新規建5億円以上

※指値・成行料金の区別なし。マネックス証券のみ50万円超はPC経由、指値の料金。


【2】デイトレーダーならこちらがお得!? ~「1日定額制」
1日の約定金額の合計で手数料が決まる「1日定額制」は、取引頻度が高い人ほど有利になるケースが多い。単純な例をあげてみよう。SBI証券で10万円の取引を10回した場合、手数料は「1約定ごと」で1500円だが、「1日定額制」なら500円ですむ。単純に取引手数料のことだけを考えれば、取引回数、約定金額に関わらず手数料が無料のSMBC日興証券が最強だ。

●信用取引手数料「1日定額制」を各社比較
証券会社/約定代金 50万円 100万円 200万円 1000万円 2000万円 加算手数料 手数料0円条件、その他備考
SBI証券 250円 500円 920円 4280円 8480円 420円/約定100万円超100万円ごと 前営業日未決済・新規建玉合計5000万円以上
岡三オンライン証券 200円 315円 630円 3150円 6300円 315円/約定200万円超100万円ごと 「プレミアゼロ」の条件、前月の累計売買金額20億円以上
GMOクリック証券 210円 420円 735円 3255円 6405円 315円/約定100万円超100万円ごと
大和証券 3150円 3150円 3150円 1万2600円 2万2050円 3150円/300万円ごと)
松井証券 525円 1050円 2100円 1万500円 2万1000円 1050円/約定200万円超100万円ごと 約定10万円まで無料。手数料上限10万5000円
マネックス証券 2625円 2625円 2625円 1万500円 1万8375円 2625円/300万円ごと) 日計り片道手数料翌日返却。加算額割引月間利用回数21~120回2362.5円、121回以上1732.5円
むさし証券 1260円 1260円 1260円 5040円 8820円 1260円/300万円ごと) 2700万円超は1万2600円
ライブスター証券 420円 420円 840円 4200円 8400円 420円/約定100万円超100万円ごと
楽天証券 450円 900円 2100円 1万500円 2万1000円 1050円/約定300万円超100万円ごと 日計り片道手数料無料


【3】比較的低金利で利用が可能~制度信用取引
信用取引は株を借りて取引を行うしくみのため、建て玉(買いまたは売りのポジションをとること)の日数に応じて「金利」がかかる。金利には買方金利と売方金利がある。売方金利は通常0%だが、別途、貸株料がかかる。制度信用取引は一般信用取引に比べて低金利で利用ができる。通常は、制度信用取引を利用するケースが多いだろう。トレードの頻度、期間、建て玉金額が高額な人ほど、金利の低い証券会社を選ぶメリットが大きくなる。また、大口投資家の場合、優遇金利が適用される場合がある。優遇の条件と金利についても下の表に掲載した。

●制度信用取引の金利を各社比較
証券会社名 買方金利 貸株料 大口優遇条件・その他備考
安藤証券 2.35% 1.15%
SMBC日興証券 2.67% 1.15%
SBI証券 通常 2.80% 1.15%
大口 2.28% 1.15%

前月計算期間の建玉残高か新規建約定合計5億円以上。

岡三オンライン証券 2.60% 1.15%
カブドットコム証券 通常 2.98% 1.15%
ゴールドプラン 2.68% 1.15%

前月建玉残高か新規建約定合計4億円以上。手数料0円

プラチナプラン 2.06% 1.15%

前月建玉残高か新規建約定合計30億円以上。手数料0円

GMOクリック証券 2.10% 1.10%
大和証券 2.80% 1.15%
東洋証券 2.27% 1.15%
松井証券 3.10% 1.15%
マネックス証券 2.80% 1.15%
むさし証券 1.52% 1.15%
ライブスター証券 2.30% 1.10%
楽天証券 通常 2.85% 1.10%
大口 2.28% 1.10% 前月計算期間の未決済建玉平均か新規建合計が5億円以上。または、25日の未決済建玉5億円以上。


【4】金利は高めだがほぼすべての銘柄で利用できる~一般信用取引
一般信用取引は、制度信用取引に比べて金利が高めだが、ほぼすべての銘柄で利用できるのがメリット。ただし、ほとんどの証券会社では一般信用取引では買い建てのみで、売り建てができない。一部、売り建てができる証券会社については、取扱銘柄数も表に掲載した。一般信用取引ではそのほかに、逆日歩がつかないといったメリットもある。弁済期限が無期限の証券会社もあるが、金利が高いことは覚えておこう。

●一般信用取引の金利を各社比較
証券会社名 買方金利 売建・貸株料 弁済期限 売建可能銘柄数
SMBC日興証券 2.67% 3年
SBI証券 通常 3.09% 無期限
大口 2.90%
カブドットコム証券 通常 3.60% 長期:1.5%

売短:3.9%

長期:3年

売短:14日目の前営業日

1771
ゴールドプラン 3.30%
プラチナプラン 2.68%
GMOクリック証券 3.50% 無期限
大和証券 3.00% 1.50% 無期限 1415
松井証券 通常 4.10% 2.00% 無期限 627
一日信用(約定300万円未満) 2.00% 2.00% 建日当日 606
一日信用(約定300万円以上) 0% 0%
マネックス証券 3.47% 無期限
むさし証券 2.52% 無期限
楽天証券 通常 3.09% 無期限
大口 2.90% 無期限

※上記の内容はザイ・オンライン編集部が独自調査を行いました(2013年3月15日現在)。詳細は各証券会社にてご確認をお願いいたします。

(構成/久保田正伸)

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