スマートエイジングライフ
オトコを上げる食事塾 笠井奈津子
【第15回】 2012年12月10日
笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
著者・コラム紹介バックナンバー

飲んだ酒が抜けない体になってしまったら?
老化を食い止めるお酒とのつきあい方

 2012年がもう終わろうとしている。人生の先輩が、「年を重ねるとともに月日の流れが早く感じる」と言っていたことが、今は、実感としてよくわかるようになった。でも、こうして年をとるのは仕方がなくても、できる限り“老化”は食い止めたい。

 日々、加齢による変化に気がつくというより、ある日、突然に「変化」という名の老化に気がつくことがほとんどではないだろうか。たとえば、お酒を飲んだ翌日の体調。昔はどんなに飲んでも、翌日にはすっきり目覚めていたはずなのに、今のこの重い体は何だ…。飲みすぎたのかな?と昨晩のことを思い返しても、そこまで飲んだ記憶もない――。きっとこんな体験をしている人も少なくないはずだ。

 クライアントをみていても、40代に入ると、それまでにしてきた“やんちゃ”な行動のツケが一気に来ている印象をうける。というより、無茶をしていた人ほど、無茶ができなくなることで、その変化に気が付きやすいのかもしれない。

 揚げものを食べると胸やけがしたり、焼き肉屋にいっても以前とは選ぶ部位が変わったり…。そうした体の変化に合わせて飲み方、食べ方を変えることが、身体を酷使せず、老化のスピードを遅らせる方法と言えるだろう。特に40代は、更年期を前にしたホルモンの変調を認識し、「今までと変わらずにありたい」という点にこだわりすぎないことも必要だ。

 ただ、若々しくいられるように、と栄養面を意識しても、摂った栄養素の貯蔵や分配を支えている肝臓が元気でなければ、意味をなさない。だから、今回は、肝臓という臓器に注目したい。

肝臓のアルコール分解能力は1時間0.3合
お通しを食べて空腹での飲酒を避けよう!

 肝臓は、胃腸と違って、すぐに痛みを訴えない、男らしい臓器である。あなたと同じように、日々、黙々と働いている。肝臓は、最後の最後まで、弱音を吐かない。それゆえに、ちゃんとメンテナンスをしてあげることが必要なのだが、誰もがご存知のように、アルコールの処理に関しても、肝臓は肝心要の役割をしている。そして、ビジネスマンとお酒、というのは切っても切れない関係でもある。

 肝臓がアルコールを分解できる能力は、日本酒ならば1時間でたったの0.3合。おちょこ2杯分くらいの量を1時間かけて飲むような人は、そもそも、そんなに肝臓を酷使していない人かもしれない。大人の男は「勢い」ではなく「雰囲気」で飲む、としても、これはなかなかできないペースだ。

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

「オトコを上げる食事塾 笠井奈津子」

⇒バックナンバー一覧