タイ 2012年12月7日

単身赴任の日本人駐在員が相談!
「タイ人のホステスに惚れました。でも、同僚がやめとけと言うんです…」
タイ人経理部長ブンが在タイ日本人の質問に答える【ブンに訊け!】

バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談「ホステスでどこがわるい?」
 ブンさん、相談します。30代男性です。日本にいる妻とは結婚して8年目。単身赴任でバンコクに来て約1年たちました。
  日本人専用カラオケクラブのホステスに惚れました。心から愛しています。相手も私のことを愛していると言ってくれます。こんな……燃えるような天にも昇るような気持ち、初めてです。休みの日に私のアパートで甲斐甲斐しく洗濯物を干してくれる姿をみると、折れるほど抱きしめてあげたくなります。妻とは離婚してもいい。なんの迷いもありません。
 ところが会社の同僚はやめとけの一点張りなのです。騙されているとまで言います。そりゃ、彼女の日本語はたどたどしく、私たちの意思疎通は完全ではありません。しかし言葉以上に大事なものは目です。何分でも見つめ合えるのです。それに先日、彼女の実家 のアユタヤへ行ったとき、親戚一同を紹介されました。とてもあたたかく迎えてくれました。本当です。
 同僚はホステスと火遊びして人生を 棒に振った先人の、それはそれは面白い「偉業」をいくつも語って聞かせ、私に冷や水を浴びせます。この同僚はいっしょにくだんのカラオケに行ったとき、 「おまえのホステス、いい女だな」といやらしい目つきをして言った「実績」があるので言うことを鵜呑みにしていないのですが、熱くなるのが早ければ醒める のも早いといったような、真理のごときことをたまに言います。こいつをキャインと言わせるようなアドバイスをお願いします。(ジン)


【ブンからの回答】

ダメ男のフリをしてみる

 わかりました。彼女が本当にあなたのことを親身になって考えてくれる人かどうか、テストしてみましょう。多少の演技力が必要です。

 まず、1週間以上の休暇を会社に申請して取ります。そして彼女に「会社に100万バーツの損害を与えてしまい、自宅待機を命じられた。今、社内で原因を追究中で、自分の責任ということが判明したら100万バーツを会社に返さないといけない。返せないとなったら告発されて、日本へ強制退去になる。キミが好きだ。君とタイで暮らしたい。日本へは行きたくない。妻とは離婚する。仕事もなく一文無しになるけど、それでもぼくと一緒にいてくれるか」と聞くのです。さて彼女はあなたのことを親身になって考えてくれるでしょうか。

 また日を改めて「友達に30万バーツ借りたが、返せない」その後日「実は借りた金で投資したのだが、損をした」などと、あなたのダメぶりを伝えるのです。本当にあなたを愛しているなら、あなたの至らない点も愛してくれるでしょう。そんな演技なんかできない? 彼女を騙すのか? いいえ、あなたが彼女を愛している理由など、あなたはいくらでも見つけるでしょう。ですからこれは、あなたを冷静にさせるためでもあります。

 数日間、冷静になって彼女に訴え、その上で彼女を信じることができるならさっさと奥さんとは離婚して彼女と一緒になることです。 別れるにあたって奥さんには十分なことをしてあげてください。彼女をミヤノーイ(妾)にすることはやめましょう。後々、子どものことで問題が大きくなります。

 かりそめの愛か長い愛か、決めるのはあなたです。わたしじゃありません。

 幸運を祈ります。

夜の蝶が路地を埋め尽くし、毎夜嬌声が飛び交っていた一時の勢いはないが、日本人駐在員が接待に使い使われる店(ほとんどがカラオケクラブ)は健在。在タイ歴が浅い人ほどモテるのはホステスがカモにしようと狙っているから。今夜も男と女の悲喜こもごもが。【撮影/『DACO』編集部】

(文・撮影/『DACO』編集部)

 

 


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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