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加留部社長取締役社長
加留部 淳氏 かるべ・じゅん
1953年生まれ。59歳。神奈川県出身。76年横浜国立大学卒業後、豊田通商入社。78年1度目の米国駐在、89年2度目の米国駐在を経て、99年物流部部長。2006年執行役員就任。08年常務執行役員を経て、11年6月より現職。

 この秋、2012年9月中間決算が各社から発表された。第1四半期に引き続き、大手商社が軒並み減益となる中で、豊田通商はじめ2社は増益を確保した。

 学生記者から理由を問われた加留部淳・取締役社長は、「商社の業績悪化は、資源価格の急落に影響された部分が大きい。当社は資源への依存が小さく、その分、有利だったことは否めません」と分析する一方、「10年度以来の増収増益で、短期的な環境変化にも耐え得る企業体力を獲得しつつあると評価できますが、私は他社との比較にはあまり重きを置いていません」と、語る。

 「商社は多くの事業領域を抱え、それぞれ得意分野を持っています。当社としては、豊田通商らしさを発揮して、ステークホルダーの皆さまの期待を上回る成果を出していくのみです」

三つの事業領域で
一層の成長を目指す

 加留部社長は、「11年に策定した経営ビジョン『GLOBAL 2020 VISION』の方向性が正しいと再確認できました」とも明かす。

 前回の長期ビジョンでは、15年度までに収益の50%を自動車関連以外の事業領域で占めることが目標だった。達成の見込みを受けて策定されたのが、新経営ビジョンだ。事業領域を「モビリティ」「アース&リソース」「ライフ&コミュニティ」に再編。各領域のシナジーを創出しつつ、20年度までに3領域の収益比率を同等にすることを狙う。

TRY1■「TRY 1(トライワン)」を実現 『モビリティ』『ライフ&コミュニティ』『アース&リソース』の3分野(Tri Fields)での事業の成長に注力し、シナジーの創出によって、「1:1:1」の事業ポートフォリオの実現を目指す。

 モビリティは、創業以来の強みに加えて幅も広がる勢いだ。マルチブランドの自動車販売などでアフリカでの実績も大きい仏セーファーオー社のTOBも進む。アース&リソースは、リチウムやヨードなどで高シェアを維持するなどの独自路線で注目される。

 「さらに力を入れるとすれば、ライフ&コミュニティですが、人・モノ・カネを投入してテコ入れを図っています。この1年で一定のめどを付ける考えです」と、加留部社長。

 年間100名程度の新卒採用、中途採用も30名程度を維持する強気の人事計画の背景には、こうした拡大戦略があるわけだ。

オープンでフェアな社風
必要なのは自律的な人材

 学生記者からは、同社の社風に質問が及んだ。加留部社長の答えは、「ひと言で言えば、オープンでフェア」と明快だ。

 「タテ・ヨコ・ナナメ、つまり部下と上司、部門間、そして世代間のコミュニケーションが闊達です。00年に加商と、06年にはトーメンと合併した上に、トヨタとも人事交流が活発で、社員は多様性に富んでいます。海外現地法人の社員も含め、豊かな社会づくりに貢献するという経営理念を一丸となって追求しているわけです」。

■学生記者のインタビュー記事は「メンター・ダイヤモンド」からご覧になれます。
 

 

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