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12月11日 11時34分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):電力セクター、みずほFG、ルネサスなど

電力セクター
全面安で業種別の下落率トップ。原子力規制委員会の評価会合では、敦賀原発2号機
建屋の直下に活断層がある可能性が高いとの判断で一致したと伝わっている。これに
より、日本原子力発電敦賀原発の再稼働は極めて難しくなったとの見方に。今回の厳
しい判断を受けて、足元で原発再稼働などに対して楽観的な見方が強まってきていた
電力株には、あらためて政策リスクなどが強く意識される状況へ。

みずほFG<8411>:132円(前日比±0円)
小動き。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も130
円から145円に引き上げている。株式保有リスクは大きいものの、相場の回復局面で
は反発しやすいと指摘している。なお、グローバル銀行の中で邦銀はオーバーウェイ
トの位置づけとし、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>も「バイ」格付け継続で、そ
れぞれ目標株価を引き上げている。

ルネサスエレクトロニクス<6723>:319円(同+11円)
大幅高。産業革新機構などによる最大2000億円の出資受け入れを正式に発表、方向性
は大方織り込まれていたとみられるものの、正式発表を受けて、改めて再建期待が優
勢となる状況に。また、主力行が融資条件の緩和を受け入れる見通しであることも判
明している。一方、三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォ
ーム」に格下げ、焦点は存続可能性から株価水準に移るとして、大幅なBPSの低下を
考慮しているようだ。利益改善の可能性はあるものの、実現は3年以上先になると
も。

ベスト電器<8175>:149円(同+25円)
急伸で上昇率上位。ヤマダ電機<9831>による同社の買収を公正取引委員会が承認した
と伝わっている。これに伴い第三者割当の払込日が13日に決定、再建に向けた動きが
進展してきたことを評価する流れになっているようだ。また、前日にはビックカメラ
<3048>が月次を発表、単独ベースでの11月売上高は9月に続いてプラスとなるなど、
家電量販店業界の事業環境の底打ちなども意識される状況へ。

SUMCO<3436>:738円(同+58円)
前日のストップ高に続き大幅続伸。引き続き、第3四半期の決算を受けて、先行きの
業績改善期待が高まる状況となっている。本日は大和が投資判断を「3」から「2」に
格上げで730円目標としているほか、シティでも「2」から「1」に格上げで、目標株
価を600円から850円に引き上げている。シティでは、300mmの需要はスマホ/タブレ
ット向けに増加する一方、設備増強の動きがないため、ウエハーの需給バランスから
見た中期サイクルは上昇局面に入ったと考えているもよう。

スズキ<7269>:1987円(同+60円)
しっかり。インド子会社の販売好調などが買い材料視されている。11月のインドの乗
用車販売台数は前年同月比3.9%増の22万7000台、前月との比較で増益率は大幅に低
下する状況となっているが、子会社マルチ・スズキの販売台数は同9.7%増と、業界
全体を上回る伸びとなっている。セクター内では、足元でダイハツ<7262>の強い動き
が目立つなど、新興国での展開力に評価が高まりやすくもなっているようだ。


東ハウス<1873>:382円(同+67円)
急伸。昨日本決算を発表し、前期営業利益は50.3億円と従来予想の55.2億円を下回っ
て着地。一方、今期営業利益は前期比19.2%増の60.0億円と大幅増益見通しとなった
ことが好材料視されている。今期は消費税増税前の駆け込み需要が期待される中で、
受注状況も回復傾向となる見込み。また、前期末配当予想を5円から10円へと引き上
げたことも支援材料に。

ケア21<2373>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。昨日の後場取引時間中に、今期の大幅な増収増益決算を発表し
たことが、引き続き材料視されている。今期売上高は前期比23%増の164億円、営業
利益は同2.3倍の9.0億円が見込まれている。今期についても、在宅系介護事業、施設
系介護事業が好調に推移するもよう。なお、前期末配当予想を2500円から3000円へと
引き上げへ。

モブキャスト<3664>:1952円(同+41円)
買い優勢。東証1部市場ではグリー<3632>が買い先行となっているほか、新興市場で
は同社やサイバーエージェント<4751>、クルーズ<2138>など、SNS関連に物色が目
立っている。本日、マザーズ市場に上場したenishが買い気配からのスタートと
なり、人気が高まっていることが刺激材料に。同社については、ソーシャルゲーム関
連の直近IPO銘柄として見直しの動きが強まっている。

サイバーエージェント<4751>:179700円(同+12000円)
買い先行。同社のほか、ミクシィ<2121>やACCESS<4813>、スカイマーク<9204>
など、マザーズ市場の主力株が堅調で、マザーズ指数は4月26日以来、約7ヵ月半ぶり
に400ポイントの大台を回復している。例年、年末年始は中小型株の物色が強まりや
すいほか、IPOの好調による資金の好循環などが追い風となり、マザーズ指数は連
日の上値追いに。同社については、主力のネット株の中で相対的な出遅れ感なども意
識され、見直しの流れにも。

UMN<4585>:1300円
本日マザーズ市場に新規上場し、初値は公開価格を8%下回る1196円となった。バイ
オ関連のIPOは初値の苦戦が続いていたほか、公開規模が40億円超と大きかったこ
とが需給面の重しとなったようだ。本日同時に上場したenish<3667>は買い気配
からのスタートとなり、初値人気は二極化する格好に。なお、野村では紹介レポート
の中で、主力製品の季節性インフルエンザワクチン「UMN-0502」の強みは、8週間
で製造可能であり、製造コストが安く、微量の水銀化合物を含まない、など他ワクチ
ンに対してメリットは大きいとコメントしている。

(フィスコ)


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