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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

あまりの旨さに、禁断の1000円台超え!
初恋屋(田端)

浜田信郎
【第11回】 2008年3月21日
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 「ありがとうございます。お勘定はちょうど2000円です」

 ガビーン。やっちまったか!

 1000円台で飲むのがテーマのこのコーナー。今日も、普通に飲んでたら十分、1000円台に納まるはずのお店だったのに、料理の量の多さと美味しさに、ついついお酒を過ごしてしまったようです。

 店に入るなり「いらっしゃいませ」と出されたお通しは、自家製のイカ塩辛。こうなると、ハナから燗酒でいくしかありません。

 日本酒は「奥の松」の本醸造が、二合徳利で500円。この値段で普通に本醸造酒を出してくれるお店は少ないですからねぇ。うれしいなぁ。ちなみにこのお店、酎ハイも1杯250円と安いのです。

 ずらりと並んだメニューの中からアラ大根煮(300円)と寒ブリ刺身(480円)を注文すると、すぐに出されたアラ大根煮は、この店で出しているいろんな魚のアラと大根をじっくりと煮込んだもの。まっ黒になった大根が、それぞれ魚の味をたっぷりと吸いこんで、旨いことこの上ありません。

 「それでも今日から煮始めたものだからね。明日になったらもっと旨いんだよ」と自信ありげに語るのは、ねじり鉢巻をきりりと締めた店主です。

 追いかけるように出された寒ブリ刺身も、480円という値段ながら、プリッと大きくて、脂ののった刺身が8切れほども盛られているではありませんか。

 「売れ残っても仕方ないからね。安くして、どんどん食べてもらって、明日もまた1本、寒ブリを仕入れるよっ!」と元気な笑顔です。

 ここはJR山手線は田端駅のすぐ近くにある「初恋屋」。その店名のとおり、初恋を実らせて結婚したという店主夫婦がふたりで営む、魚料理が自慢の人気の居酒屋です。

 こんなすばらしい肴を目の前にして、燗酒が二合徳利1本で終わろうはずがない。あっという間に1本目を飲み干して、おかわりしたのは言うまでもありません。

 そんなわけで、お通しも含めてボリューム満点の3品の肴に、燗酒をたっぷりと4合もいただいて、ひとりでじっくりと2時間も腰を据えた結果、冒頭のお勘定となってしまったのでした。

 しかしながら、この2000円は、とっても安く感じますねぇ! ほろ酔いを超えるほど酔っ払って、いい気分で家路についたのでした。

魚河岸料理「初恋屋」 アラ大根煮 寒ブリ刺身
店名の由来は「初恋同士で結婚したから」だとか アラ大根煮(300円)。色で味の染み込み具合がわかる 寒ブリ刺身(480円)。脂ののったプリプリの食感が最高!

【お店情報】
店名: 魚河岸料理「初恋屋」
電話: 03-3800-8278
住所: 北区東田端1-12-1
営業: 17:00~ 、土日祝休

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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