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12月12日 11時34分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):キヤノン、三井ハイテク、enishなど

キヤノン<7751>:3065円(前日比+68円)
買い優勢の展開。足元では3000円レベルでのもみ合いが続いていたが、本日は、欧米
株高や為替の円安など外部環境の改善を映して、上値追いの動きが先行している。加
えて、来期のコスト削減額が、今期見通し比2割多い700-800億円になりそうだとの報
道も買い材料につながっている。一連の合理化効果で、来期は今期見通し比で最大
200億円の営業増益要因が発生とも。

三井ハイテク<6966>:593円(同-56円)
下落率トップと下げがきつい。同社は前日に第3四半期の決算を発表、営業利益は
14.6億円で前年同期比大幅増益となっているものの、通期予想は従来の16億円から12
億円に下方修正。11-1月期は赤字転落の見通しとなっているほか、上半期決算時には
通期予想を7億円から16億円に上方修正していたため、ネガティブなインパクトが強
まる形に。半導体業界の市況悪化に伴う売上の減少見通しが下方修正の背景に。


ルネサスエレクトロニクス<6723>:299円(同-10円)
反落。革新機構などの出資受け入れを正式に発表、これを受けて昨日は一時急伸した
ものの、買い一巡後は伸び悩む展開になっていた。本日はこうした地合いを受け継い
で、売りが先行する展開に。発行価格は120円と大きくディスカウントされており、
希薄化を嫌気する動きも強まる形に。また、自動車メーカーなどの主要顧客が株主に
なることで、利益相反リスクも否定できないといった見方なども。

アマダ<6113>:487円(同+19円)
買い優勢。シティでは投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も400円から600
円に引き上げている。株式市場の先高期待が高まるなか、クオリティ銘柄からリスク
銘柄へのシフトが加速してきており、典型的な低クオリティ・景気循環株の同社に関
心が高まると見ているようだ。また、円安ユーロ高も追い風になるほか、受注が底を
つけ始めた様子も窺えると。

ウシオ電機<6925>:948円(同+35円)
強い動き。野村では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1076円まで引き上げてい
る。EUVL光源の可能性にも注目と指摘、仮に半導体メーカーでの量産に使用され、シ
ェア50%を確保した場合、年間600億円規模の新事業が誕生することになるとの見
方。一方、顧客開拓などに苦戦している状況下、仮に撤退を決断した場合でも、開発
費の節約につながり、企業価値は押し上げられる可能性もあると。

飯田産業<8880>:742円(同+59円)
大幅上昇で上昇率上位。前日に発表した上半期の決算内容が評価材料視されている。
営業利益は前年同期比4.1%増益の69.8億円、従来予想の74.0億円を下振れる着地に
なっている。ただ、5-7月期の同21.3%減益に対して、8-10月期は同34.3%増益に転
じており、業績の底打ち期待が意識される状況にはつながっているようだ。


ネクソン<3659>:896円(同+45円)
大幅上昇。携帯向けゲームの開発を強化、来12月期には同分野の売上高を今期見込み
比3倍強の300億円前後に伸ばす計画と伝わっている。同分野の拡大も寄与する形で、
来期売上高は20%以上の成長を狙い、営業利益率は40-45%を維持するとも。新規上
場銘柄であるenish<3667>の人気化で、前日にSNS関連やゲーム関連の一角に関心が高
まったことなども追い風に。

ユビキタス<3858>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。村田製<6981>との資本・業務提携を発表したことが好感されて
いる。村田製は同社が保有する発行済み株式の2.32%に当たる自社株2020株を約1億
円で取得する。デジカメで撮影した写真をスマートフォンに簡単に無線通信できるソ
フトを組み込んだ部品を共同開発するようで、協業によるシナジー効果に期待感が高
まっている。

Trends<6069>:6470円(同+350円)
買い先行。31日を基準日として、1:2の株式分割を行うと発表したことが材料視され
ている。株式分割の実施によって流動性の向上が見込まれるほか、最低投資金額の低
下が前向きに捉えられている。なお、昨日はenish<3667>の人気化を背景に同社
も直近IPO銘柄の一角として強含んでいたが、本日は直近IPO銘柄はまちまちの
動きに。

スリープロG<2375>:ストップ安売り気配
ストップ安売り気配。昨日本決算を発表し、前期営業利益は2.7億円となりほぼ従来
予想に沿った水準で着地。一方、今期営業利益は前期比27%減の2.0億円と2桁減益見
通しとなったことが嫌気されている。四季報予想では2.9億円と増益が見込まれてお
り、減益予想にネガティブなインパクトが強まる格好に。なお、同時に1:300の株式
分割を実施し、100株を1単元とする単元株制度を採用すると発表している。


enish<3667>:2441円
昨日東証マザーズ市場に新規上場し、初値は公開価格の約3.1倍となる2500円となっ
た。初値上昇率は約213%となり、6月に上場したモブキャスト<3664>の約188%を上
回り今年最高に。ソーシャルゲーム関連のIPOとして人気の高まりやすい案件であ
ったほか、直近のIPO人気が初値押し上げ要因となったようだ。なお、主幹事の大
和では、競争環境は厳しくなることが想定されるものの、シミュレーションゲームを
中心とした収入は比較的安定しているとコメント。

(フィスコ)


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