物件を持てば、
一族の繁栄につながる

 もともとは、ハリウッドから帰国したとき200ドルしかなかったワタクシが、本に書いてあるような一般的なやり方で挑んだとしても勝ち目はない。物件を探している途中で、北海道の特性に合わせたゲリラ戦で戦うしかないと気づいた。

 最初は、利回り15%以上のアパートメントを探していた。

 しかし、フルローンブーム、サラリーマン大家ブーム、そして競売ブームと市場が過熱していた当時、高利回りのアパートを探しつづけるのは困難だった。

 売主は利回りから逆算して販売価格をつけるので、相場は固定化していた。

 ところが、一戸建の場合、賃貸中の物件を除き、利回りから価格を算出されることは少ない。調査の結果、貸家にすれば、高い家賃で貸せる物件が多数あった。なによりも、アパートメントより売り物件数が圧倒的に多いのが魅力だ。

 一戸建の場合は、総じて物件の造りがいい。また、採算を度外視してリフォーム代を投入している物件に出会ったときには、胸が高鳴る。

 リフォーム代に600万円投入したという戸建を310万円で購入したことがある。加藤家の発展を考え、その物件は、かつてワタクシの不動産投資に泣いて反対していた姉の名義にした。

 この貸家から、姉は毎月5万8000円の家賃収入を得ている。驚いたことに、いまでは、もう1軒欲しいとまでいっている。

「姉と妹と仲よくやるように」

 亡き父の遺言どおりにできるのも、不動産のおかげだ。

 妹も貸家を持っていたが、最近、売却した。それまでに受け取った家賃と売却金額を考えると、購入金額の2倍以上だった。姉も妹も本業を持っているが、不動産も持っている。

 年老いた母も25%以上回る6気筒(6戸)のアパートメントを持っていて、購入以来、ほぼ満室。しかも、無担保だ。

(次回は12月21日更新予定です)


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