タイ 2012年12月21日

タイに駐在する日本人からの相談
「職場でゲイと勘違いされています。ゲイの同僚から熱い視線…どうすれば?」
タイ人経理部長ブンが在タイ日本人の質問に答える【ブンに訊け!】

バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談「職場でゲイと思われている」
 日系企業の駐在員です。先日、私の部屋に短期で居候している友人から仕事中にメールが届きました。内容は、私宛の手紙が来ているというものでしたが、添付ファイルがありました。請求書か、広告の類と思い、ファイルを開けたとたん、そこには、全裸のオヤジ共が絡んでいる無修正画像がアップで……。勿論友人はゲイではないし、私もそのケはありません。彼も、悪気はなくイタズラで送信したのでしょう。
 問題は、ファイルを開けたときに、デスクの隣に女子社員が私の承認サインを貰うために立っていた事です。すぐにファイルは閉じましたが、ゲイ画像はしっかり見られてしまいました。彼女とはお互いに信頼して仕事をしていましたが、確実に「ゲイ」と思われてしまいました。
 こういう噂は「のぞみ号」よりも早く社内にいきわたるものです。お陰で、私には「ゲイ」の烙印が。気のせいか、事務所の正真正銘のゲイのスタッフから熱い視線を感じるようになってしまいました。
 このままゲイの汚名を着せられるのも心外ではありますが、幸い我が社にもゲイやオカマ、トムボーイの社員はおり、特に差別もないようです。性に寛容なタイの 社会のお陰で、私がゲイと思われても、仕事上特に不便を感じる事も無いのですが、やはりゲイでも無いのにゲイに見られるのは納得いきません。
 社内で私のゲイの汚名を晴らすのには、どうしたらよいのでしょうか?(キラ)

 

【ブンからの回答】

 昨今はゲイが増え、タイ社会もそれを容認しているものですがらタレントや歌手が活躍する芸能界のみならず、職場にもゲイと呼ばれる人たちが普通にいます。ですから男同士でちょっと仲がよかったりするだけで、「あの人はゲイ」とレッテルを貼られることもしばしばあるようです。

 とはいえ、こだわりを捨てて考えると、ゲイであるかないかということはどうでもよく、キラさんが会社で有用な人であるか、いい上司であるかがはるかに大事です。

 さて、今回の「人災」ですが、対処法は4つあります。

(1)ゲイという噂を真っ向から公言して否定する。上司がゲイ嫌いであれば出世の妨げになりますから、とにかく主張するのです。
(2)ファイルを見られた女子社員を仕事が終わってから食事に誘う。できればあなたの友達や女友達、彼女もいっしょに。翌日には噂を広げた女子社員が、あなたがゲイであるという噂を打ち消してくれるでしょう。
(3)徹底的に無視すること。ゴシップはしょせんゴシップと割り切ります。キラさんはゲイではないのですから、その素振りはないわけです。噂は自然に消えてなくなるでしょう。
(4)ゲイと言われることを容認してしまうのです。他人が何を言おうと自分や家族、友達だけを大事にして信じて生きてゆくのです。他人が何を言おうがそんなことで自分の心に波風を立てる必要はないと悟るのです。

 ところで。もしかしたら女子社員はあなたのことを好きかもしれません。「男」より私に興味を持ってよ、という主張のあらわれかもしれませんよ。ま、可能性として。

ダコ編集部内にいるゲイ(心は女性)社員。カメラを向けると嬌声を上げながら逃げ惑う。仕事でもちょっとしたことで感情的になるのが困り者だが、細かい仕事は丁寧である【撮影/『DACO』編集部】

(文・撮影/『DACO』編集部)

 

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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