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株式市場透視眼鏡

大型連休のポジション調整で下落した年末年始の相場

2008年1月16日
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 年末の株式市場は閑散とする。外国人投資家の比率が高い東京市場はクリスマス休暇の影響を色濃く受ける。とはいえ、株価が動かなくなるわけではない。クリスマスも東京市場は開いているのだ。

 「閑散に売りなし」と相場の格言にあるが、実需の投資家が一歩引いたポジションを取っている時期はトレンドが出にくいため、短期的なポジションを大量に取れる証券ディーラーやCTA(商品・先物ファンド)などの独壇場となりやすい。彼らの得意手はトレンドどころかローソクをつくることでもなく、上昇にせよ下落にせよヒゲを長く伸ばすことである。

 短期売買するディーラーやCTAにとって最も大きなリスクは、取引できない時間が発生すること。逆にいえば、そのリスクをうまく取れるかどうかで投資成績が決まる。オーバーナイト、オーバーウイーク、オーバーイヤーなどポジションを持つ時間が長くなればなるほどリスクは大きくなり、そのときの相場環境を如実に反映することになる。

休日前後の騰落率平均

 実際に上昇トレンドの年は休日前の相場が強い。上昇トレンドに自信がある投資家が多く、休日前にポジションを取ったほうがより高い投資成績を上げることができると考えるためだ。逆に下落トレンドのときは休日前にポジションを解消したり、売りポジションを組む投資家が増える。これにより休日明けの株価変動が激しくなる。週末のポジション解消のエネルギーが強まるためだ。だが、寄り付き後ポジションが整理されれば、あとは当日相場のリスクを織り込む展開になる。

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