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1月4日 11時35分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、シャープ、JPXなど

トヨタ自動車<7203>:4195円(前営業日比+190円)
買い先行。「財政の崖」回避を受けての米国株高、対ドルでの円安進行など外部環境
の改善を背景に、2013年の株式市場は全面高のスタートとなっているが、なかでも輸
送用機器セクターの上昇が目立つ格好に。円安に伴う採算の好転、米国個人消費の先
行き懸念後退などを反映する状況のようだ。なお、昨日発表された米国での12月販売
台数は前年同月比9%増、市場コンセンサスをやや下回ったとみられるが、米国市場
全体の好調推移が好感される状況にも。

シャープ<6753>:295円(同-8円)
買い先行後、急速に伸び悩む。今年春にも公募増資などで資本増強を図る検討に入っ
たと一部で報じられている。1000億円超の資本増強が必要と見られているようだ。公
募増資の必要性は認識されていたとみられるが、大幅な水準訂正を果たした後でもあ
るほか、想定よりは早いタイミングとも捉えられ、戻り売り圧力なども優勢となる格
好に。シティでは目標株価140円で「3」の投資判断を継続している。業績、財務とも
に危機的な状況は継続、現在の株価に正当性は乏しいとの判断。

JPX<8697>:3885円
JPX<8697>(東証と大証の合併による統合持株会社)は本日、東証1部に重複上場して
いる。ジャスダック市場における前営業日終値は4300円であり、大幅安でのスタート
となる格好に。東証会員権を保有していた証券会社の売却懸念が根強いもようであ
り、それに伴うショート需要など、需給不安が顕在化する格好のようだ。


アイフル<8515>:652円(同+67円)
急伸。2012年の上昇率は東証1部でトップ。本日は目立った新規の材料は観測されな
いが、短期資金の関心が高い状況下、今年から信用取引の規制が緩和されていること
もあって、引き続き上値追い期待は高まりやすくなっているようだ。政策期待、信用
需給妙味なども強い状況が継続している。

ミサワホーム<1722>:1366円(同+103円)
大幅反発。昨年7月2日につけた昨年来高値を更新、2007年9月以来の高値水準に。自
民税調会長が住宅購入に給付検討と報じられている。2014年4月に消費税率を8%に上
げた時の住宅購入負担を減らすため、来年度税制改正に給付措置を盛り込む方針を一
部インタビューで明らかにしているもよう。住宅関連の一角としてメリット享受を期
待する動きが先行へ。

ポイント<2685>:3025円(同-130円)
さえない。連休前に発表した業績予想の下方修正が嫌気材料視されている。第3四半
期累計営業利益は72.6億円で前年同期比20%減益、つれて、2月期通期営業利益を従
来予想の131億円から99億円、前期比20%減益見通しに下方修正している。販売伸び
悩みが業績下振れの背景に。上半期決算の下振れ着地から下方修正はある程度想定線
だが、円安効果を背景とした全体株高の中では、リバランス売りのきっかけにもつな
がる格好へ。


竹内製作<6432>:1381円(同+215円)
大幅続伸。国内の連休中における急速な円安進行を追い風に、円安メリット銘柄の一
角として物色されている。本日は東証1部市場でも機械セクターの上昇が目立ってい
るほか、同社については海外売上高比率が高いこともあり、見直しの動きが強まる格
好に。なお、ジャスダック市場ではジーテクト<5970>やエイチワン<5989>など、自動
車部品関連も買い優勢となっている。

夢真HD<2362>:345円(同+12円)
買い先行。建設業の人手不足が強まっていると報じられたことが材料視されている。
建設作業員の有効求人倍率は、東日本大震災前は1倍前後だったが、復興関連工事の
本格化に伴って上昇。新政権は「国土強靱化」を名目にインフラ投資を拡大する方針
で、建築技術者派遣などを手掛ける同社への恩恵に思惑が先行する格好に。


さくら<3778>:562円(同+11円)
買い優勢。電気を無駄なくほぼ100%送れるシステムの実験を、4月にも始めると報じ
られたことが材料視されている。電気の流れを妨げる抵抗がゼロになる超電導現象を
利用したケーブルを利用。超電導の送電が実現すれば導入時などのコストはかかるも
のの、大幅な省エネ効果が期待できるもようで、関心が高まっているようだ。


ユーグレナ<2931>:6700円(同+1000円)
ストップ高で、上場来高値を更新。同社やUMNファーマ<4585>など、直近IPO銘
柄の一角に上昇が目立っている。1月はIPO休止期間となるため、昨年12月のIP
Oラッシュで賑わいを見せた銘柄などには、引き続き、物色が向かいやすい状況に。
また、信用取引の規制緩和に伴い、個人投資家による売買の活発化なども、値動きの
軽い直近IPO銘柄の支援材料となっているようだ。

楽天<4755>:675円(同+1円)
小幅反発。同社のほか、サイバーエージェント<4751>やミクシィ<2121>など、主力の
ネット関連株は総じて小動き。円安進行を背景に景気敏感株への物色が強まる中で、
内需関連の位置付けとなるネット関連株には資金が向かいづらい状況。同社について
は、インターネット通販の即日配送の開始、年末商戦におけるネット消費の盛況など
が伝わっているが、目立って好材料視されていない。

(フィスコ)


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