カンボジア 2013年1月11日

正月よりも大事!?  カンボジアの若者は超肉食系
「バレンタインデーはホテルに行く日」!?

朝日新聞のマニラ支局長などを経て2009年に単身カンボジアに移住、現地のフリーペーパー編集長を務めた木村文記者が、カンボジアのバレンタインデーについてレポートします!

カンボジアはお正月より、次なるイベントに大きな関心が

 カンボジアの新年はあっさりしたものだ。元旦はお休みだが、2日からは平常通り。大晦日の除夜の鐘ですべてを水に流し、「1月1日」に特別な思いを込めるのは、どうも日本人だけらしい。カンボジア北西部の世界遺産「アンコール遺跡群」は今、観光シーズン真っ盛り。アンコールワットで朝日を見るのは、世界各地から集まった観光客の定番コースとなっているが、元旦の「初日の出」にこだわり、1日の朝日見学に集まったのは、ほとんどが日本人だった、という。

 そんなわけで、あっという間に年が改まり、日本でも松の内が終わったということで、今回はカンボジアでの「次なる大イベント」について報告したい。

 それは、2月14日のバレンタインデー。カンボジアの年中行事で大きなものは4月のカンボジア正月、10月(年によって変わる)の「プチュンバン(お盆)」、11月(同)の雨期明けを祝う「水祭り」。だが、若者たちにとっては、このバレンタインデーが一年中で最も重要かつ盛り上がる日かもしれない。

 カンボジアのバレンタインは、日本と違い、男性が女性に花(バラが多い)を贈るのが一般的。毎年2月14日が近付くと、道路脇にバラの花やメッセージカード、ぬいぐるみなどを売る出店が並ぶ。おかげでこの時期のバラの花は高騰。普段なら1本1ドルもしないバラが、3ドル前後になる。しかも、「売り切れ店続出」になるので、ここぞとばかりに、しおれたような花を売りつける店もあらわれる。

 バレンタインデーが定着したのはここ10年ほどといわれる。もっとも、私の見る限り、この現象はプノンペンなど都市部の現象で、農村地帯ではまだそれほど浸透していない。

 ただし、都市部の10代の若者たちの盛り上がりぶりは尋常ではなく、特に10代男子の間には「この日は何とかしてセックスをしなくては」という強迫観念めいた空気まで漂う。

バレンタインデーの贈り物の定番、バラの花。赤やピンク、一色で花束にするのが人気【撮影/木村文】

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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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