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加藤嘉一の「だったら、お前がやれ!Ⅱ」思考停止のニッポンをぶった切る

もがき、苦しみ、つかめ!
新成人と共有したい8つの言葉

加藤嘉一
【第16回】 2013年1月15日
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Manであれ、Beautyであれ!

二十歳の加藤嘉一、北京郊外にて Photo:DOY

 成人式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。これを一つの節目と能動的に認識し、益々ご活躍いただければと、一人の日本国民として願っています。

 男性諸君へ。

 二十歳になる前と後で転換すべき自意識は「Boy」(世間に依存することによってのみ生きられる男の子)から「Man」(自らの言動で周りをリードする、真に自立した男))だと思う。以前、DOYチームの一人から、渋谷に掲げられていた「I AM A MAN」という広告の写真を送ってもらったことを思い出して、「これだ!」と胸が躍動した。私も胸を張ってBoyではなくManだと言える人間を目指したいし、これから成人になるみなさんも、そうあってほしい。

 Boy, Be A Man!

 女性諸君へ。

 ITと女性が大の苦手な私は、率直に言って、女性が持つ感性や好みに関してはあまり分からない。女性の顔を真正面から見つめることもできないし、恋愛経験も極めて限られている。ただ、国際関係の議論をする際、必ず(真剣に)言っていることがある。

 「世界のリーダーに女性が増えた分だけ、世の中は平和になる」

 個人的には、世界に羽ばたくアジアン・ビューティーを一人でも多く見てみたい。一緒に頑張りましょう!

 Girl, Be A Beauty!

人生は、演繹法だ

 18歳で中国に渡った私は成人式に出席できていない。当時は参加したいとも思わなかった。「俺にそんな時間はない。やることが山ほどある」と殺気立っていた頃だ。いま、自分よりも若い人たちが成人式に臨んでいる姿を想像するだけで、「あのころは若かったな」と思える。

 あれから8年、迫りくる、流れゆく日々を過ごしてきて、振り返って思えることが二つある。

 一つは、後悔した日は一日たりともなかったという事実。一生懸命、全力疾走、無我夢中で生きてきた。この点にだけは納得している。

 もう一つは、「あの時こうしておけば」という部分が多々あるという事実。今になって気づいたことばかり、反省している。

 事実は往々にして矛盾する。事実ほど矛盾を内包しているものはない。しかし、矛盾が存在するから、ヒトは成長しようとするし、社会は豊かになっていく動機を見出す。

 矛盾に満ちた自らの経験を踏まえ、語ること通じて、新成人となる皆さんと8つの言葉を共有したい。

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「われ日本海の橋とならん」(ダイヤモンド社)

人の波がぶつかりあい、時代のエネルギーが炸裂する。アジアでいちばん激しく、生命力があふれた国、中国。その中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。そこから見えてくるのは、中国、日本、世界の現在。日本は、そして日本人は、これからいったいどこへ向かえばいいのか。私たちの課題もみえてきます。

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加藤嘉一 

1984年生まれ。静岡県函南町出身。山梨学院大学附属高等学校卒業後、2003年、北京大学へ留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。北京大学研究員、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)を経て、2012年8月に渡米。ハーバード大学フェロー(2012~2014年)、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員(2014〜2015年)を務めたのち、現在は北京を拠点に研究・発信を続ける。米『ニューヨーク・タイムズ』中国語版コラムニスト。日本語での単著に、『中国民主化研究』『われ日本海の橋とならん』(以上、ダイヤモンド社)、『たった独りの外交録』(晶文社)、『脱・中国論』(日経BP社)などがある。

 


加藤嘉一の「だったら、お前がやれ!Ⅱ」思考停止のニッポンをぶった切る

「だったら、お前がやれ!」

 この言葉が意味すること、それは「対案の無い無責任な批判はするな」ということだ。「自分はどう考えるのか」、そして「自分は具体的にどのような行動をとるのか――」。何かに意見するとき、加藤氏は必ず自らに問いかける。加藤氏の行動規範としているものだ。
日本社会に蔓延る無責任な論評を、加藤氏の視点で切り込み、加藤氏なりの対案や考え方を示してきた本連載のシリーズ第2弾。2012年8月に加藤氏が拠点を中国北京から、米ハーバード大学ケネディースクールへ移し、新たなチャレンジをスタートさせる。2012年4月から8月までの第1弾とはひと味違う、加藤氏の言葉をお届けする。

「加藤嘉一の「だったら、お前がやれ!Ⅱ」思考停止のニッポンをぶった切る」

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