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1月11日 12時28分
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後場に注目すべき3つのポイント~連休モード入りへ、日銀の追加緩和期待は継続

11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・オープニングで先食いした格好だが、買われやすい地合い
・ドル・円は88円95銭付近、緊急経済対策の内容は想定の範囲内との見方

・バイオ関連は明暗分かれる、引き続き値動きの軽い銘柄には資金が向かいやすい


■オープニングで先食いした格好だが、買われやすい地合い

日経平均は続伸。127.81円高の10780.45円(出来高概算20億5000万株)で前場の取引
を終えた。10日の米国株式相場の上昇が好感されたほか、為替市場ではドル・円が2
年半ぶりに89円台、ユーロ・円は118円台と2011年5月以来、約1年8ヶ月ぶりの水準と
円安が追い風に。また、寄り付き前に発表された貿易関連統計を受けてシンガポール
(SGX)先物が上げ幅を拡大させていたこともあり、昨年来高値を更新して始まった日
経平均は、寄り付き直後には2011年2月以来の10800円を回復する局面をみせた。


その後は高値圏での推移が続くなか、市場の関心は政府の緊急経済対策の閣議決定後
に行われる、安倍首相会見に。首相会見では、「デフレ・円高からの脱却が決定的に
重要」「政府・日銀の連携が不可欠」「雇用・所得が拡大する強い経済目指す」「基
礎的財政収支の黒字化目指す」「事業規模20兆円を超える史上最大規模」「民主党が
廃止したものづくり補助金を復活」「実質GDP2%押し上げ、60万人分の雇用創出」な
どを述べている。

ただ、連休を控えていることもあって利益確定の売りも出やすく、日経平均は1月SQ
値近辺でのこう着をみせている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり957に対して値下が
り564、変わらず167と、値上がり数が全体の過半数を占めている。

安倍首相会見後の再動意に期待していたが、さすがに朝方の段階で為替市場では円売
りが加速していたこともあり、オープニング・ギャップで先食いした格好のようだ。
寄り付きが高値圏となった銘柄が目立つこともあり、短期的な資金回転が利きづらく
なるため、やや連休モードに入りそうである。

とはいえ、円安が下支えとなるため、材料出尽くしからの下振れはないだろう。安倍
首相が日本経済新聞のインタビューで、日銀の役割について「実体経済にも責任を持
ってほしい。雇用を最大化することも頭に入れてもらいたい」と述べ、金融政策を通
じて雇用拡大に努めるべきだとの認識を示したと報じられている。日銀への金融緩和
圧力が一段と高まり、21-22日の金融政策決定会合までは買われやすい地合いであ
る。

日経平均は昨年来高値を更新し、一時10800円を回復しており、同2月17日高値
10891.60円を意識したトレンド形成が強まる。この水準をクリアし、サポートに変え
てくると、月足ベースの一目均衡表の遅行スパンは上方シグナルの状態が長期化す
る。

■ドル・円は88円95銭付近、緊急経済対策の内容は想定の範囲内との見方


ドル・円は88円95銭付近で推移。安倍首相(政府)は事業規模20.2兆円の緊急経済対
策を発表したが、事業規模などの対策の内容はおおむね想定の範囲内との見方が多
く、為替相場に大きな動きは出ていないようだ。

日経平均株価の上げ幅がやや縮小したことはドルの上昇を抑制する一因となったが、
日銀による追加金融緩和への期待(次回21-22日の金融政策決定会合)は維持されて
おり、アジア市場ではドル・円は88円台後半で下げ渋る可能性が高いとの声も聞かれ
ている。午後の取引で日経平均株価が再上昇した場合、リスク選好的なドル買い・円
売りが再び強まるとの見方が多い。

オーダー状況は、88円50銭に個人勢、短期筋のドル買いオーダー。89円50銭、90円00
銭には顧客筋、短期筋などのドル売りオーダーが残されているもよう。

■今後のポイント

・緊急経済対策の内容などは想定の範囲内→ドル買い・円売りは一段落
・日銀による追加緩和への期待維持→1ドル=90円を目指す状況に変わりなし


12時26分現在のドル・円は88円95銭、ユーロ・円は117円94銭、ポンド・円は143円65
銭、豪ドル・円は94円07銭付近で推移。上海総合指数は、2272.32(前日比-0.50%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は3連休を控え伸び悩む、SQ値10771.98円レベルがサポート
・バイオ関連は明暗分かれる、引き続き値動きの軽い銘柄には資金が向かいやすい

・後場は連休モード入りに、日銀の追加緩和期待などが引き続きサポート要因


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 12月景気ウォッチャー調査

(フィスコ)


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