予測に用いるクチコミデータ

 最近のマーケティング業界で、ソーシャルリスニングとも言われる、いわゆるクチコミデータの分析が注目を集めている。様々なブログやTwitter等の書き込みを分析して、今どのような言葉がインターネットで語られているのか、また企業名などのキーワードと一緒につぶやかれている言葉が好意的なものか、そうでないのかといったようなことを分析する技術のことである。

 それが集合知と呼ばれるものかどうかは明らかではないが、ブランドマーケティングなどの分野で用いられつつある。予測目的としては、株価の予測にTwitterのクチコミデータを用いる研究などが行われている。

 選挙においても、注目される争点や政治家が特定できるのではないかと考えられ、今回の総選挙では幾つかの活用事例が発表された。各政党の評判を数量化した「永田町インデックス」等の指標開発も行われていることから、今後選挙の予測でも用いられるようになると思われる。

(次回は1月24日更新予定です。)


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