ピンチをチャンスに変えられたか?きみのノビシロを伝えよう

「挫折経験はなんですか?」「失敗した経験を聞かせて下さい」
「頑張ったことの中でぶつかった壁はなんですか?」「人生最大の後悔はなんですか?」

 など、困難だったことを聞いてくる質問は最大の見せ場だ。

 この質問の意図は、これらだろう。

・上手く行かなかったとき、困難な時にこそ出る、人間性を見ている
・どの程度のことを困難や挫折と感じるのかを見ている
・どう動いたか、どう乗り越えたかを聞くことによって、戦略性や賢さを  見ている
・社会に出たときの頑張り方をイメージしている

 社会に出て仕事をすると困難の連続だ。それを一つ一つ、乗り越えられる人が活躍していく。
 だから、この質問を通して、きみが将来デキル奴になるかどうかを想像している。

一見、ネガティブなことを聞いているようだが、一番きみの魅力をアピールできる質問だ。
 暗くならずに、お涙頂戴にならずに、いかにそれと向き合ったかを伝えよう。

 さらに答えながら、注意して欲しいのは、学びの質、成長の質だ。

 その経験から何を学んだのか、どれくらい本質的に内省することができたのか、それは今の生活に生かされているのか。また、人間性としても、どれくらい成長できたのか、価値観や能力、意識にどんな変化が見られたのかも必ず伝えたい。その内容で、きみの成長スピードが伝わる。

 ここまで、きみが聞かれるであろう質問の中のほんの一例を伝えてきたが、
質問の意図=面接官が聞きたいことを想像することの大切さを感じていただけただろうか。
 これができれば、限られた時間で効果的なコミュニケーションをとることができる。「質問を聞くこと」ができれば、選考突破にグッと近づくことができるのだ。

 最初は難しく感じるかもしれないが、意識して面接に挑み続けよう。

(今回のテーマをより詳しく理解するために『絶対内定 面接の質問』を参考にしてほしい。面接で頻出する質問の意図が解説されている)

次回は面接当日でもできる対策についてです)