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美人のもと

一人ランチ

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第148回】 2013年1月28日
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 お昼に一人でランチを楽しんでいる人を見かけることが多くなったように思う。その人が美人である確率は高い。

 一人で食べているのに、寂しそうではなく楽しそうなのだ。食べ物に向き合う姿、ゆっくり食後のコーヒーを楽しむ姿、風景を眺めている姿。一つ一つを楽しんでお昼のリフレッシュをしているようだ。

 会社など多く人の中で働き、時間に追われる。時々ストレスを感じることも起きる。しかし、そんな場から解放され、「またがんばろう」と思える自分をつくっていく。一時間の休憩を存分に楽しむ。その開放感オーラを持っている。

 しがらみで一人になれず、いつも誰かとランチに行かざるを得なくなり、愛想笑いをしながら食べている人よりずっと輝いて見える。

 大好きな店の大好きな場所がある。そこに行くと気分が前を向くことを知っている。大好きな場所を楽しんでいる姿は美しい。「美人のもと」が増える瞬間なのだろう。

 そういう楽しみを知っている人は、皆でランチに出かければ、それを楽しむこともうまい。昨日の出来事を笑ってみたり、週末の過ごし方を相談したり。やはり、その表情もイキイキしている。

 おどおどしながら一人ランチをしている人がたくさんいる。何事にも集中していない感じ。どうも一人で食べている姿を見られたくない様子。勝手に「寂しい人」と思われたくないと考えている。せっかくの休息時間をストレスフルにしている。それでは「美人のもと」は減っていく。一人で食べている姿が寂しそうなのではなく、勝手にあせっている様子が痛々しいのだ。そもそもキミ、そんなに注目されていないぞ。

 時々一人ランチを楽しみたい。しがらみを取り除く時間をつくる。解放された気持でいろんなものを眺めてみる。するといつもの風景がいつも以上に美しく見えたり、ちょっとした発見に心を動かされたりする。そんな喜びこそ、美人をつくっていくのではないだろうか。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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