最下層からの成り上がり投資術!
【第42回】 2013年1月28日公開(2016年10月17日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
藤井 英敏

なんでも上がりやすい相場で儲けるには
ホットな銘柄をテクニカルでクールに料理する

 28日前場の東京株式市場で日経平均は、11000円を一時上回りました。ザラ場中に11000円を上回るのは2010年4月30日以来、約2年9カ月ぶりのことです。

日経平均の日足チャート(2年)。緑が5日、赤が25日、青が75日の移動平均線(出所:株マップ)

 円相場が一時1ドル=91円台前半と2年7カ月ぶり、対ユーロでは1ユーロ=122円台後半と1年9カ月ぶりの安い水準を付ける場面があり、これが好感されました。

 また、25日のNYダウは、前日比70.65ドル高の13895.98ドルと、07年10月31日以来、ほぼ5年3カ月ぶりの高値を付けました。これも追い風になりました。

世界各国からの円安けん制は当分ない

 足元の円安は、日本側の要因としては、12年の日本の貿易赤字が過去最大となったことで円の先安観が強まったことや、甘利経済再生担当相がダボス会議で安倍政権の財政・金融政策(アベノミクス)の詳細を明らかにした結果でしょう。

 甘利氏は26日、ダボス会議で、アベノミクスについて、円相場の押し下げを目的としており中銀の独立性を損なっているとの見方を否定しました。甘利氏は為替相場を決定するのは市場と強調し、政府と日銀が異例の政策で合意したのは、デフレと経済縮小という長期に及ぶサイクルを打開することが必要なためと説明しました。

 この甘利氏の主張に対して、出席した国際機関首脳らは理解を示したそうです。よって、足元の円安に関して、海外要人からの「ノイズ(円安牽制・通貨切り下げ競争懸念)」は目先おさまるでしょう。

欧州金融危機の後退も円安を演出

 一方、欧米側の要因は、欧米の景気回復期待の高まりと、欧州の金融危機懸念の後退ですね。1月のユーロ圏の購買担当者指数(PMI)速報値で、総合指数は前月比1.0ポイント上昇の48.2と「50」を下回る状態が続いているものの、10カ月ぶりの水準まで回復しました。

 さらに、1月の米製造業のPMI速報値は、前月比2.1ポイント上昇の56.1と「50」を上回る状況が続き、11年3月以来、1年10カ月ぶりの水準まで回復したのです。

 また、ECBによる期間3年の流動性供給オペ(LTRO)の初回返済予定額が市場予想を上回る1372億ユーロに達したことを受け、欧州金融危機への懸念が後退しました。これらが、対円でのドル高・ユーロ高に寄与しています。

日経平均はボックス相場を抜け出し上昇へ

 ところで、日経平均は1月25日まで、1月15日の10952.31円を1番天井、21日の10941.45円を2番天井、17日の10432.97円をネックラインとする「2点天井」を形成中でした。

 仮に、ネックラインを割れると、ネックラインから1番天井までの値幅519.34円(=10952.31円~10432.97円)をネックラインから差し引いた9913.63円(=10432.97円~519.34円)までの調整を、テクニカル的には覚悟しなくてはいけませんでした。しかし、24日に10441.11円まで下落したものの、ネックラインは死守しました。

 逆に28日、10952.31円を上抜きました。このため、先ほどの519.34円を1番天井に足した11471.65円(=10952.31円+519.34円)が視野に入ったとみています。つまり、日経平均については、25日までの10432.97円~10952.31円の「ボックス相場」は終了し、上昇トレンドが発生したとの認識です。

 当面の日経平均は25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの+1σ(25日現在、10785.54円)と+2σ(同11128.67円)との間での「バンドウォーク」をするというのがメインシナリオです。

日経平均株価(2012年10月24日~13年1月28日前場・日足 チャート:アイチャート)チャート提供:インベストラスト

 +1σを割り込むようなら、25日移動平均線(同10439.21円)付近までの調整は覚悟するべきです。言い換えれば、+1σ割れは、先述の上昇トレンド発生の否定であり、「ボックス相場」逆戻りのサインともみています。

 もちろん足元の相場は過熱状態であり、ボラティリティーも高いので、25日移動平均線までの調整の可能性は決して低くはありません。しかしながら、よほどの円高や米国株の急落がない限り、「バンドウォーク」する可能性の方が高いとみています。

出遅れ株を物色しやすいしたくなるが……

 こういうなんでも上がり易い相場ですが、成り上がりたいのなら短期的に怖い場面を待って買いを入れないといけません。

 ザックリいえば、買うべきタイミングは前日比5%超下落しているような場面です。逆に5%超の上昇場面は、「ジャンピング・キャッチ」を避けるべく、“見送るが「吉」”のことが多いと思います。

 ただし、当然のことながら、成り上がりたいあなたの投資対象は足元で株価が急騰し、商いが膨れている人気銘柄でないといけません。

 確かに相場が過熱してくると、普通の投資家は出遅れ銘柄を選好する傾向がありますが、基本的にそのような投資はリスクを嫌うお金持ちに任せておきましょう。あなたが成り上がりたいのなら今のような相場ではリスクが好きで好きでしょうがない、つまり、リスクを愛するぐらいでないといけません。

愛すべき銘柄を「押し目買い・噴き値売り」する

 具体的にはヤフー掲示板の投稿数(デイリー)の上位50銘柄程度が投資適格銘柄であり、とりわけ、トップ10にランキングされている銘柄こそ、あなたが、要チェックするべき銘柄群であり、愛するべき銘柄群ということになります。

 成り上がりたいのなら、これらの愛すべき銘柄の急落を待ち伏せし、「押し目買い・噴き値売り」を繰り返す戦略が有効でしょう。

 なお、なんでもかんでも前日比5%超下落したから買いではありません。例えば、5日移動平均線、25日移動平均線、日足ベースの一目均衡表の転換線、基準線、25日移動平均ベースのボリンジャーバンド+1σ、+2σなどなど、テクニカル上、止まるであろう、チャート上の節目付近での待ち伏せ買いをするべきです。

 そして同時にエントリーする前に、ロスカット基準も自分なりに決めておくことも重要です。

 とにかく、ホットな銘柄をテクニカルでクールに料理することです。あなたが成り上がりたいのなら是非、それを実践するべきだと思います。

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
株主優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!
【2017年9月4日時点】
【証券会社おすすめ比較】
 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ!
株式売買手数料(税抜) 投資信託 外国株
1約定ごと 1日定額
10万円 30万円 50万円 50万円
◆松井証券⇒詳細情報ページへ
0円 300円 500円 500円/日 165本
【おすすめポイント】
1日定額制プランしかないが、最大のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば売買手数料が無料という点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。さらに、2016年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査で、証券業種の第1位を獲得! その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。
※1日定額制の場合
【関連記事】
◆【松井証券のおすすめポイントは?】10万円以下の株取引は手数料0円!その他無料サービスと個性派投資情報も満載
◆「株初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこ?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・松井証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
139円 272円 270円 429円/日 2452本
米国、中国
、アセアン
【おすすめポイント】
2016年5月からスタートした「超割コース」は、手数料が低水準のうえ、手数料の1〜3%をポイント還元! また、2017年9月より、1日定額コースの料金を引き下げ、1日10万円以下なら手数料が無料に! さらに、投資信託を持っているだけでポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まったポイントは、楽天スーパーポイントやJALマイルに交換可能だ。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事も無料で読むことができる。さらに、投資信託数が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。
【関連記事】
◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・楽天証券の公式サイトはこちら
◆カブドットコム証券⇒詳細情報ページへ
90円 250円 250円 1020本
【おすすめポイント】
三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券。逆指値やトレーリングストップなど自動売買機能に力を入れており、リスクを抑えつつ利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ! 一方、板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」は、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」を備え、デイトレードに便利。手数料無料の「フリーETF」も魅力。投資信託の積立は最低500円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。
【関連記事】
◆【カブドットコム証券のおすすめポイントを解説】売買手数料は大手ネット証券の中でも最安値水準!9種類の用途別アプリで、スマホ取引もラクラク!
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券より割当のある主幹事と、多くの割当が期待できる主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・カブドットコム証券の公式サイトはこちら
1約定ごと(税抜) 1日定額(税抜) 投資信託 外国株
10万円 30万円 50万円 50万円
◆GMOクリック証券⇒詳細情報ページへ
88円 241円 241円 399円/日 62本
(CFD)
【おすすめポイント】
売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引ができ、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFD、FXも活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ!
【関連記事】
◆【GMOクリック証券のおすすめポイントは?】コストが激安な上にツール、投資情報も充実、5大ネット証券に次ぐ大手ネット証券に成長!
◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・GMOクリック証券の公式サイトはこちら
◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
100円 250円 450円 2500円/日 1048本
米国、中国
【おすすめポイント】
1注文30万円までなら手数料の安さはトップクラス。小型株中心に売買する人には、魅力的な値段設定と言える。米国株も最低手数料5ドル(税抜)から買えるので、非常にお手軽だ。多彩な注文方法や板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」など、トレードに役立つツールもそろっている。中でも、日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」は、スイングトレードのときに参考にしたい。新規口座を開設すると、申し込み翌月末まで、現物株の買付手数料を全額キャッシュバックするキャンペーンを実施中。2017年10月31日(火)まで。
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券⇒詳細情報ページへ
139円 272円 270円 429円/日 2485本
米国、中国、
韓国、ロシア
、アセアン
【おすすめポイント】
ネット証券最大手。2017年9月より、1日定額制プランだと、1日10万円まで売買手数料が0円に! 手頃な手数料はもちろん、痒いところに手が届くような豊富なサービスにも注目したい。投資信託の数は2000本超でダントツ。投資信託が100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。IPOの取扱い数は、大手証券会社を抜いてトップPTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、アセアン株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株は、2016年7月の値下げにより手数料が最低5ドルから取引可能になった。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。「2016年 オリコン日本顧客満足度ランキング ネット証券」では、10度目の1位を獲得
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・SBI証券の公式サイトはこちら
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。

手数料の安さ、外国株や投資信託の豊富さに加え、
口座開設すれば利用できる「日経テレコン」で
日経新聞の無料購読も可能!⇒関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!楽天証券の公式サイトはこちら

 

売買手数料を大幅値下げ! NISAの手数料が最安! 1約定ごとの手数料がお得!
楽天証券の公式サイトはこちら!
楽天証券
日本株は、1日10万円までの
取引なら売買手数料が0円!
マネックスの口座開設はこちら!
マネックス証券
日本株も海外株もNISAの手数料が無料
カブドットコム証券証券の口座開設はこちら!
カブドットコム
証券

大手ネット証券の中で
手数料が最安値水準!
取引ツールで日経新聞が無料で読めるメリット大!関連記事 NISAの手数料の安さがピカイチで商品も充実!関連記事 手数料が安いだけでなく、口座開設も迅速!関連記事
Special topics pr


ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

11月号9月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株で1億円を目指す銘柄!今買う10倍株】
今後1年の日経平均の高値&安値を大予測
株で1億円を目指す10倍株ベスト67
・買い&売りをズバリ!人気株500診断
別冊付録!上場全銘柄の理論株価
・10年先を見通す10倍株
つみたてNISAのオトクな使い方

・買いの高配当株&優待株ベスト14
3万円以下で買える株ベスト9
・成長余力が大きい
有望IPO株
長期で値上がりを狙う厳選投資信託18本

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!