面接の盛り上げ方を知っておこう

□面接官がしゃべっているときには全身で聞く
 面接官だってしゃべりたい。いや、むしろ一日中、学生の話を聞いているのだから、かなり喋りたい人もいるだろう。面接とは単に志望者がしゃべるだけの場ではない。面接官が何か話そうとしているときは、何を伝えようとしているのか考えながら全身で話を聞こう。聞く姿勢で、その人の人間性が出る。

□超真剣にしゃべる瞬間を10秒作る
 きみが一番伝えたいことを話す時には、「超」真剣な空間を作る。
 表情、声のトーン、早さ、言葉選び、すべてに緊張感をつくる。
「ここぞ」というときには、全面接官の心に残る時間をつくる。
 10秒が限界だ。それ以上やるとわざとらしい。

□重要な質問には即答しない。ときには十分なためを作る。
 質問にすべてクイックに回答しようとしない。想定していない質問が飛んできたときなど、多くの大学生はすぐに返答しようとして頭が真っ白になる。しかし、採用担当者は即答を求めているわけではない。せっかくもらった質問だ。自分の頭と心で吟味した上で大切に答えよう。
 質問を受けたら「はい」といったん答えた上で、一呼吸置くのだ。ボールがこちらに投げられたまま無音の状態を過ごすのは勇気のいることだが、場の空気は一気に引き締まる。