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これがゼネコン“断末魔”の実態だ!

週刊ダイヤモンド編集部
【07/12/01号】 2007年11月26日
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07/12/01号

 いやー「どんぶり勘定」とは聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。今回、担当替え後、初めて組んだ業界特集が「ゼネコン断末魔」です。

 大手ゼネコンは、都心のランドマーク的な建築物なれば、100億、200億ディスカウントして仕事を取るのは当たり前。最後はトップ外交でひっくり返してしまうそうです。

 これでコスト管理をやれというのは土台無理な話でしょう。どこかでたっぷりと上げた利益を付け回してきたというのが、建設業界の“常識”でした。

 その利益を上げていたところが土木を中心とした公共工事だったわけでしょうが、今は景色が激変しました。ただでさえ予算が大幅にカットされてきたことに加えて、2005年末に大手5社が「談合やめます」という宣言をし、落札率も猛烈な勢いで下がっているのです。

 各社の決算の数字を見ても、その影響が色濃く出ています。当然、大手以下で体力のないところは、ふるい落とされていきます。

 今回の特集では、建設業界に起こっている危機の現状をリポート、どう変わっていくのかを展望しています。

 恒例の「経営危険度(安全度)ランキング」も最新のデータを基に、全国1048社を対象にしていますのでお見逃しなく。

 それにしても、ゼネコン担当になって、取材先から聞く話はどれも驚くことばかり。請負契約を結ばずに着工するのなんて日常茶飯事。値段も決まっていないことだってあるそうです。

 同じ関係が元請けと下請けのあいだにもあります。長年培ってきた信用がベースとなっていましたが、貧すれば鈍すなのか、最近ではそれも当てにならなくなってきています。

 ある中堅ゼネコンは、下請けにカネを全額を払いたくないがために支店を閉鎖、発注した証拠を丸ごと消して、しらばっくれてしまおうという動きも出ているとか。さすがにこんなことをしていたら、どこも仕事を請け負わなくだろう。

 特集ではこうした上から下に向かって無理難題を押し付ける業界の構図にもメスを入れています。
(『週刊ダイヤモンド』副編集長 田中 博) 

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