お客様になりきろう!

 では、どうしたらお客様の価値観を知ることができたり、行動を予測できるのでしょうか?

 お客様になりきって「疑似体験」をすることが手っ取り早い方法です。

 私がブランド・マネジャーだったラッキーストライクは当時20代前半の男性をターゲットにしていました。自分の好きなことにこだわりを持つ人たちに好感度が高く郊外よりも都心に多そうだというデータが出ていました。

 実際に六本木や銀座にある販売店を見に行き、少し離れたところから観察をしてみました。
 そうすると、着ている服装や年齢、誰と一緒に買いに来ているのかを見ることで、「ああ、こういう風に買っているんだな」と想像することができ、ここから適切な媒体は何か?という仮説を立てていきました。

 プロダクトを買っていただくのはお客様です。お客様の行動を現地現物の視点から想像してみましょう。

 次回は、厳しい経済環境の中では必須の考え方である「イノベーション」についてお話をしていきます。
 

つづく

(次回は2月18日更新予定です)


『テレビショッピングは、なぜ値段を最後に言うのか?』
著者・理央 周氏刊行記念セミナー

【セミナー概要】
日 時: 2013年2月20日(水)
             19時開演(18時30分開場)20時30分終了予定
会 場: 東京・原宿 ダイヤモンド社9階 セミナールーム
住 所: 東京都渋谷区神宮前6-12-17
料 金: 入場無料(事前登録制)
定 員: 60名(先着順)
主 催: ダイヤモンド社

お問い合わせ先: ダイヤモンド社書籍編集局
TEL: 03-5778-7294(担当:中島)
e-mail: pbseminar@diamond.co.jp

詳細・お申込みは、こちらから
⇒ diamond.jp/ud/bkseminar/50f7a8771e2ffa789f000001


新刊書籍のご案内

なぜ“どうやって買ってもらうのか”を最後に考えるのか?

『テレビショッピングは、なぜ値段を最後に言うのか?』

大手広告代理店に勤務するマーケティングのプロである玉木洋介と新米営業マンの伊藤新一が、スナック菓子の新製品をヒット商品にするべくキャンペーンを開発するプロセスを小説仕立てで描いたマーケティングの入門書。ハーバードMBA卒で生意気かつ理屈っぽい新人の伊藤が、クライアント先の宣伝部長に怒鳴られながら、玉木や職場の仲間や友人に助けられながら、一人前のマーケターに成長していくビジネスストーリー。物語を読み進めるうちに「自然に売れる仕組み=マーケティング」の極意が学べます!

理央 周・著 1575円(税込)ダイヤモンド社刊 2013年1月25日発売

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