「ミスをしたくない」。
それがすべての原因

 なぜ、昔の非効率な業務を今もやっているケースがあるのでしょうか?それはミスをしたくないからです。

経理という仕事は、「完璧にできて当たり前、ミスをしたらいけない」という業務です。ミスを起こさないために、必要以上に保守的になってしまうのは仕方ありません。仕事のやり方を変えると、ミスが起きる可能性も増えるからです。

 しかし、ミスばかりを恐れていてはいけません。業務を効率化すればその分、その先の業務に時間を割くことができます。ミスを恐れずに効率化する姿勢も必要でしょう。経理担当者に効率化の姿勢を持ってもらい、その上で、経営に必要なことをやってもらうのです。

 経理業務がスピードアップすると、月次決算も速くなります。月次決算が速くなれば、経営の意思決定のスピードも上がります。経理のスピードアップ、効率化は会社全体に大きなメリットがあるのです。空いた時間で、経理のことをより深く教えてもらうこともできるでしょう。

 一般的に、経理業務のムダは次のようなところに表れます。身に覚えがないか、チェックして下さい。