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2020年オリンピック招致競争が大詰め
3都市の「○と×」と東京開催実現の可能性

相沢光一 [スポーツライター]
【第241回】 2013年3月5日
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 2020年オリンピック開催地決定を左右する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員による現地調査が始まった。

 最終選考に残ったのは東京、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)の3都市。調査の日程は3月4~7日が東京、18~21日がマドリード、24~27日がイスタンブール。まさに今、クレイグ・リーディー委員長以下14人の委員が東京に滞在し、五輪開催都市に相応しいかどうか視察をしているわけだ。

 招致委員会にとっては命運がかかった4日間になる。午前は現在の東京のオリンピック開催地としての利点をアピールするプレゼンテーション、午後は試合会場や街の視察が行われるスケジュール。その他にも評価委員は東宮御所に招かれ皇太子殿下と面会したり、安倍首相主催の夕食会に招かれるなど内容は盛りだくさんだ。この夕食会にはメダリストも多数出席する予定だ。日本が世界に誇る“おもてなし”で評価委員の好感度を高めようとしている。

 3都市の視察が終わると評価委員は評価報告書を作成。7月にはスイス・ローザンヌで最終プレゼンテーションが行われ、IOC委員は報告書の評価やロビー活動も参考にして選考に入る。そして9月7日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催されるIOC総会で投票が行われ開催地決定となる。

2020年大会は6都市が立候補
3都市に絞られ当初マドリードが有力視

 2020年のオリンピック開催地に立候補したのは現在残っている3都市にイタリアのローマ、アゼルバイジャンのバクー、カタールのドーハを加えた6都市だった。

 この中からローマがユーロ危機による財政悪化を理由に立候補を辞退。残った5都市が昨年5月の1次選考にかけられ、3都市に絞られた。IOCのワーキンググループが立候補都市を競技会場、過去の国際大会開催実績、宿泊施設、交通、治安、世論の支持、マーケティングなど15項目を採点。その得点の高かった3都市を選んだわけだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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