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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

自己防衛型社員の増殖は上司のせい?
「部下を潰さない」職場の仕組み作り

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第5回】 2009年9月16日
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 職場の中でどうも自分らしく生きていけない――。そう感じている人が増えているように思います。

 成果主義や上司のパワハラで追い込まれ、心や体を壊してしまったという人だけでなく、ただ現状にひたすら耐えている人、壊れたふりをして自分を守ろうとする人、仕事や職場に期待が持てず毎日を適当にやり過ごしている人、自分を認めて欲しくて勝手な行動をとる人、タコツボに隠れて不正を犯してしまう人・・・・・・。

 こうした人たちは、何も自分からそうなりたくてなったわけではないと思います。気がつくと自分らしくない自分になっているのに、それを止められない。耐えたり、主張したり、逃げたりする中で、どうにか自分を保とうとしている人たちです。

 あなたの部下や同僚で、同じように苦しんでいる人がいたら、あなたはその人とどう向き合えばよいのでしょうか。ミドル・マネジャーとして、こうした部下をつくらないために、何に気をつければよいのでしょうか。

 「職場の中でうまくやっていけない、潰れそうだ」と感じている人たちに、何が自分を追い込んでしまうのか、追い込むものとどう向き合えば良いのか、自分らしくない自分になってしまうのを食い止めるためにどんな自分作りをすればよいのかを考える手助けがしたくて 『潰れない生き方』(ベスト新書)という本を書きました。

 今回はこうした追い込まれてしまう人たちについて、一緒に考えてみて欲しいと思います。あなた自身が人を追い込む存在にならないために、逆にあなた自身も自分を追い込んで自分を潰さないように、「自分の問題」として考えてみて欲しいと思います。

見て欲しい! 認めて欲しい!
これが「扱いにくい部下」のホンネ

 上司の側からすると、「どうも扱いにくい部下が増えている」と感じているのではないでしょうか。

 「自分はちゃんとやっている」とばかりに自己アピールを繰り返したり、逆に素直だけれども自分からは何もしようとせず、目立たないように振る舞っている部下がいたり。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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