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3月18日 11時34分
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フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):パナソニック、ダイエー、住石HDなど

パナソニック<6752>:708円(前週末比+20円)
悪地合いの中で買いが先行。テレビ事業を大幅に縮小するとの報道が伝わっており、
思い切った構造改革として評価する動きもあるようだ。そのほか、半導体や電池など
の部品事業でも改革を一気に進めるとされているほか、ヘルスケア事業の売却を検討
とも伝わっている。今月28日に予定されている経営計画発表に向けて期待感も優勢
に。

ダイエー<8263>:ストップ買い気配
ストップ買い気配。イオン<8267>が丸紅<8002>に対して、丸紅が保有する約29%のダ
イエー株の買い取りを打診していると報じられている。TOBで過半数の株式を握る子
会社化も視野に入れているとされており、TOBプレミアムに対する期待感が先行か。
また、筆頭株主がイオンに変わることで、相乗効果への期待がより強まる格好にもな
っているようだ。

住石HD<1514>:117円(同+30円)
ストップ高。政府が石炭火力発電の新増設推進にかじを切ると報じられており、発電
用石炭の需要拡大が想定される流れとなっている。新増設に慎重だった環境省も姿勢
を転換などとされており、これまで以上に期待感も高まる方向へ。同社のほか、三井
松島<1518>や日本コークス<3315>など、低位の石炭株が揃って買い先行の展開に。


新日鉄住金<5401>:250円(同-7円)
軟調。JPモルガン(JPM)では、高炉のセクタースタンスを「強気」から「中立」に
格下げしている。業績改善の見方は不変だが、短期的には、中国での在庫調整リス
ク、韓国勢を中心とする能力増強が、鋼材市況などにとってのダウンサイド要因につ
ながると考えているもよう。セクター全般にバリュエーション面での割安感も解消
と。同社に関しては「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価
も270円から250円に引き下げへ。

東京製鐵<5423>:471円(同+23円)
しっかり。先週末に固定資産の減損損失の計上、並びに、業績予想の下方修正を発表
している。減損損失は1280億円程度、つれて、通期の最終損益は165億円の赤字から
1460億円の赤字に下方修正へ。また、期末配当金は従来の2円予想から無配としてい
る。ただ、減損の発生は相当程度織り込まれており、短期的な悪材料出尽くし感につ
ながっているほか、償却負担の軽減で来期の収益押し上げ要因につながるとの見方
も。UBS、モルガン・スタンレー(MS)など投資判断格上げの動きが相次ぐ。


東京エレク<8035>:4290円(同-225円)
下落が目立つ。クレディ・スイス(CS)では、目標株価を4000円から4700円に引き上
げているものの、投資判断は「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ
へ。メモリ投資期待の深追いは禁物であり、メモリ価格上昇による投資期待を受けた
株価上昇局面での利益確定を推奨としている。また、CSでは、日立国際<6756>やスク
リーン<7735>などの投資判断も格下げしている。

スクエニHD<9684>:1089円(同-74円)
下げが目立つ。モルガン・スタンレー(MS)では、投資判断を「イコールウェイト」
から「アンダーウェイト」に格下げしている。目標株価も1300円から1000円に引き下
げへ。ゲームソフト事業への収益エキスポージャーが高く、足元のソフトビジネスの
厳しい外部環境が大きく影響しているとみられ、来期以降の業績の蓋然性が低下して
いるとの見方に。なお、MSでは、バンナムHD<7832>やカプコン<9697>の投資判断は格
上げ。

重松製<7980>:940円(同-140円)
大幅反落。今期営業利益見通しを5.3億円から3.7億円へ、最終利益見通しを2.8億円
から2.0億円へとそれぞれ大幅に下方修正したことが嫌気されている。前期に急増し
た原発向け呼吸用保護具に対する受注の大幅減少のほか、震災復興・除染関連受注も
期初計画を下回る見通しと。なお、PM2.5対策用としての使い捨て式防じんマスク
の需要が増加しているが、今期業績への影響は大きくはない見込みと。

トリケミカル<4369>:236円(同+50円)
急伸でストップ高まで。先週末に本決算を発表し、今期営業利益は前期比3.3倍の1.3
億円と大幅増益見通しとなったことが好感されている。今期は半導体向け新規材料の
拡販に注力するほか、太陽電池向け材料についても、日本など東アジアを中心として
販売活動に注力し、売上高の回復につなげると。同時に、2016年1月期までの中期経
営計画を発表し、売上高を41億円、営業利益を3億円まで拡大させる見通しを示した
ことも支援材料に。

レーサム<8890>:130100円(同+1400円)
4日続伸。同社やいちごHD<2337>など、新興不動産株の一角が堅調推移。東証1部市
場ではケネディクス<4321>が連日で大商いとなり、強い動きとなっていることが刺激
材料に。先週末には、日銀が新体制で4月に開く1回目の金融政策決定会合で、追加金
融緩和を打ち出す検討に入ったと報じられるなど、引き続き、追加金融緩和期待が支
援材料となっている。

エニグモ<3665>:9410円(同+1500円)
大幅反発。先週末に本決算を発表し、前期営業利益は6.0億円と従来予想の4.1億円を
大きく上回って着地したことが好感されている。ソーシャル・ショッピング・サイト
「BUYMA(バイマ)」において会員数、出品数、取扱高が堅調に推移したことが背
景。また、今期営業利益は前期比38%増の8.3億円と大幅な増益見通しで、四季報予
想の6.7億円を上回ったことが前向きに評価されている。

ジェイアイエヌ<3046>:4930円(同-220円)
売り先行。通販サイト「JINS ONLINE SHOP」のウェブサーバーが不
正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報の約1万2000件が流出した可能性が
あると発表したことが嫌気されている。流出したのはカード番号や名義人名、有効期
限などで、先行き不透明感が意識される格好に。なお、野村では、中長期成長力を評
価する投資評価は変わらないが、今回の事態が短期的に株価を押し下げる可能性があ
るとコメントしている。

(フィスコ)


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