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新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

東京・新大久保の韓国人排斥デモに見る
ヘイトスピーチと言論の進歩

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第25回】 2013年3月30日
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 今回は困った人たちのお話を――、の前に、こんなたとえ話を。

 私の曾祖父が事業を始める際、協力を申し出た社長さんがいた。友情の証しにと曾祖父が贈答でもしたのだろうか、その社長さんの手元に、我が家にあった骨董品が渡ったようだ。ずいぶん古い話である。

 それから長い年月が経ったわけだが、その骨董品を、こともあろうに私のバカ息子が盗み出した。それなりに価値のある骨董品だから、先方は当然のように盗難届を出した。すぐに足がついてバカ息子は逮捕され、警察には盗んだ骨董品を返還するように命じられた。

 先方も、早く返してくれと言っている。しかし、私はそれを断った。

 何故なら、その骨董品は、持ち主を名乗る被害者が曾祖父から略奪したものだからである。古くから我が家にあった骨董品が何代かを経て、私の手許に戻ってきただけだ。だから、私に返還の義務などあるはずがないのだ。

 とはいえ、長いあいだ、先方もその骨董品を大切に扱ってくれていたみたいだから、とりあえず縁日で売っている茶碗でも渡しておけばいいだろう。億の値がつく骨董品に比べ、茶碗は三〇〇円だが、気持ちさえ示せばいいのだ。

 という、実にひどい話を皆さんもつい最近耳にされたことがあるはずだ。

 盗っ人猛々しいとはまさにこのことを言うのだが、韓国のことである。大韓民国である。テハンミングである。

 対馬の観音寺に安置されていた仏像を盗み出した韓国人がいた。犯人はすぐに逮捕されたが、韓国の裁判所は、その仏像を日本に返還してはならないという裁定をくだした。これはもともと我がテハンミングの貴重な仏像だから、がその理由である。

 そして、その仏像はかつてイルボンに“略奪”されたものだ、と付け加えた。

 これを言い出したのは、韓国の“僧侶”だ。日本にも高野山を筆頭に煩悩だらけの生臭坊主は数知れずいるが、韓国の坊主はもはや生臭さを通り越し、腐ってしまったようだ。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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