中国 2013年4月3日

中国で流行りの農業会社を設立しようとしたら
苦労だらけだった…。

湖南省の中南大学大学院在籍中に邱永漢氏と出会い、卒業を待たず、2005年から氏が亡くなる2012年5月16日まで秘書として中国ビジネスと中国株を直接学んだ上田尾氏。今回は、農業会社を作るまでの苦労話です。

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 現在私が安徽省で管理している会社の中に、2012年の4月に設立したばかりの安徽坤地農業科技有限公司という農業の会社があります。まだこの農業会社での経験は1年足らずですが、この間にたくさんのことを学びました。

 最初にはっきりと言っておきます。まだ成功していません。

 この農業会社は今は問題山積みで、これからどのように修正し軌道に乗せていくかを、限られた条件の中でしっかりと考えて実行していく必要があります。

 「日本の技術と管理で安心して食べられる農作物を生産し富裕層に人気で大成功!」となるつもりが、まったく思うようにいってません。

 でも、かなり苦労してここまで来ました。この苦労が報われるかどうかわかりませんが、これも一つの貴重な経験だと思って戦っています。

 興味をお持ちの方がいるかどうかわかりませんが、中国で農業会社をどのように立ち上げたのかを少しだけ紹介したいと思います。全部はとてもじゃないけど書ききれませんので。

農地は政府のものなので役人と仲良くならないといけない

 会社登記は誰でもできるので問題ないですが、まず農業をやるには農地が必要です。

農業プロジェクトを始める前に農場候補地を眺める、今は亡き邱永漢先生の後ろ姿

 中国で農地を借りる場合は、地元政府と一緒に仕事を進めることになります。なので候補地を決めたら、地元政府の人たちと仲良くならなければなりません。

 「農業でこれくらいの投資をして、これくらいの雇用を生みますよ!」と説明して、お酒を飲んでコミュニケーションを図るのです。

 中国の農地は農民に使用権があり、農民1人あたり1(ムー)くらいの使用権を所有しています。中国では土地の面積単位は一般的にが使われ、1亩は666.6㎡となります。すなわち、1000亩を借りるとすると1000人くらいの農民たちと交渉しなければならないのです。


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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