タイ 2013年3月28日

タイに住む日本人が質問
「タイの葬儀の習慣がわかりません。服装や香典について教えてください」

バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談:タイの葬儀について知りたい
 お世話になっているアパートのオーナーが急に亡くなりました。日本人も何人か葬儀に出るのですが、こちらの習慣を知っている人はいません。それでいつもタイのことでいろいろ教えてもらっている『DACO』を思い出しメールを送らせてもらいました。
(1)服装(喪服を持ってきている人はいません。その際の服装はどうすればいいのでしょうか?)
(2)献花する場合は何名か一緒でもかまわないのか、その際の一人当たりの費用は?
(3)香典はどれくらいか? その際の封筒はどこで買えるのか?
(4)7日間行われると聞きましたが参列は1日だけでいいのでしょうか?
(5)そのほか何かアドバイスがありましたら教えて下さい。
(匿名希望)


【ブンからの回答】

葬儀の前

 親しかった方の突然の訃報にさぞ驚いたことと思います。以下参考にしてください。

(1)服装は喪服でなくて構いません。黒っぽいものであればポロシャツやワイシャツでいいので必ず襟の着いた上着であること。

(2)献花というのは、式場に飾る花輪のことと思いますが、何名一緒でも構いません。たいていの葬儀場の近くに花輪屋さんがありますので、そこでみつくろってください。700バーツ(約2300円)ぐらいからありますが、1000バーツ(約3200円)以上のものは見栄えがします。

(3)香典の目安として、オフィスワーカーで200バーツ(約650円)、管理職クラスで500バーツ(約1600円)~。故人との関わりの深さで額を決めます。

 白い封筒の表に遺族に対するお悔やみをタイ語か英語で書き(英語なら一般的には「 I'm so sorry.」)、あなたの名前を添えて香典を入れます。日本では「香典返し」というお礼の品を送る習慣があるそうですが、タイではありません。

(4)1日だけでも構いません。都合がつくなら火葬する日がいいのではないでしょうか。

式場に着いたら

 タイの葬儀はひと晩だけではなく、3、5、7日など、亡くなった人の地位などで変わってきます。たいてい亡くなった人が所属していた団体(家族、会社、趣 味のグループなど)がそれぞれの葬儀日の施主となって仕切ります。葬儀が行なわれる寺の名前と場所、そしてサーラー(式場)の番号を聞いて当日に会場へ向かいましょう。

 式場ではまず遺族に会う→お悔やみを言って香典を渡す→祭壇に3度合掌して拝む→お棺のそばに遺族がいるのでそちらへ向かう→遺族が1本の線香に火をつけているのでそれを受け取って1度合掌してお棺を拝む→線香を遺族に返し、席につく。となります。

葬儀の進行

 さて葬儀が始まります。僧が間隔をおいて3回、お経を上げるので合掌しながら聞く→軽食やお菓子や飲み物が出る→4回目のお経→僧が帰る→遺族から線香を受け取りお棺の中の故人に別れを告げ、1度合掌し拝む→遺族に線香を返す→祭壇を3度合掌して拝む→随時解散、が一般的マナーです。

 ご冥福をお祈りいたします。

タイの寺には日本のような墓地はない。望めば寺院内の通路の壁や納骨堂の壁、仏塔や祭壇の一部をくりぬいて遺骨や遺品を安置し、故人の写真や名前を貼った蓋をして、モルタルで塗り固めるのが一般的だ。必ずしも永久的に寺に安置するわけではなく、数年後に故人を偲んで、引取り、家に安置したり散骨する家族も多い。 在タイ日本人に衝撃を与えた本誌特集「タイに死す」のデジタル版のご案内を致します。バンコクで働く駐在員が、将来の選択肢のひとつとして読んでいました。 前編/www.fujisan.co.jp/product/1281683935/b/832394/ 後編/http://www.fujisan.co.jp/product/1281683935/b/832396/ 【撮影/『DACO』編集部】

(文・撮影/『DACO』編集部)

 

 


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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