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世界のビジネスプロフェッショナル 思想家編

トム・ピーターズ
マネジメントの教祖

【第12回】 2007年12月12日
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画像の説明 トム・ピーターズは、かつて役員会議室や学会やコンサルティングの場面で語られるものであったマネジメントを、より広範な世界規模の聴衆に向けて発信する対象に変えた立役者だ。

 彼の功績により、いまやマネジメントはメディアやマネジャーにとって欠くことのできない話題である。ピーターズはコンサルタントであり、著述家であり、コラムニストであり、セミナー講師であり、さらにはステージ上のパフォーマーである。

 そのエネルギーとスタイル、影響力とアイデアで、新しいマネジメント思想をつくり出している。

人生と業績

 1942年にボルティモアに生まれたピーターズは、海軍奨学金でコーネル大学に進み土木工学位を取得した。4年間の海軍兵役中、1966年にはベトナムに派遣され、1968年にはアメリカ国防総省に配属された。1973年にスタンフォード大学で組織行動論の博士課程を修了し、ホワイトハウスで薬物乱用防止上級アドバイザーとしてしばらく働いた。1974年にはコンサルティングのトップ企業マッキンゼーに入社する。

 アメリカの一流企業相手のコンサルティング業務に触発されたピーターズは、持ち前の好奇心と想像力で1970年代後半にさまざまな共同研究を行ない、その結果「マッキンゼーの7つのS」が生まれた。

 この概念は、

・共通の価値観(shared values)
・人(staff)
・制度(systems)
・戦略(strategy)
・組織(structure)
・技術(skills)
・経営スタイル(style)

に着目したもので、マッキンゼーをはじめ多くの企業が伝統としていた数字中心の分析的で合理的で官僚的なマネジメントの概念から、現在のピーターズの研究の特徴である革新的、直観的で人を中心としたアプローチへの事実上のターニングポイントだった。

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