投資信託おすすめ比較[2017]
2013年4月1日公開(2016年11月29日更新)
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「投資信託おすすめ比較[2017]」

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投資信託おすすめ比較[2017]

投資信託のおすすめ比較ランキングや、人気の投資信託の最新情報を大公開! 投資信託の基準価額、分配金、利回りなどの最新ランキング・情報をいち早く紹介!

ザイ・オンライン編集部

【第2弾】毎月分配型ファンドの良し悪しが
わかるポイントを教えましょう!

 前回(「なぜ世界の株式市場が上昇しても、危ない毎月分配型ファンドがたくさんあるのか?」)はこの好調な株式市場でも、危ない毎月分配型投信がたくさんあることをお知らせしました。今回はズバリ「毎月分配型投信の見分けるカンタンなポイント」についてレクチャーしましょう!

売れている商品が良い商品とは限らない

 先日、某週刊誌に「投信を選ぶときの条件は純資産総額の大きいものから」とありました。

 あらためて言うまでもありませんが、これはまったくの間違いです。たしかにある程度の資金ボリュームがないと運用に支障をきたしますが、それとて数十億円程度のレベル。

 もっとも、ファンドを組成・運営する側にとっては資金が大きければ手数料がたくさん入ってくるので、「大きいことはいいこと」ですが、私の近著『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』で分析結果を掲載しているとおり、かならずしも「純資産総額の大きいファンド=いいファンド」ではないことは一目瞭然です。

 そこで、よい商品を図るモノサシとして私が提唱しているのが近著や前回ご紹介した「分配金健全性」「分配金余力」なのです。

収入を超える支出では長続きしない

 この「分配金健全性」と「分配金余力」について詳しく解説することは本稿の目的ではありません。なぜなら、それでは本を出版した意味がなくなってしまうからです(笑)

 冗談はさておき、せっかくこの記事をご覧いただいた方に、ひとつだけでも知っていただきたいのが、『ファンドの毎月の収入>毎月の分配金』という図式です。つまり「分配金の健全性」です。以下、詳しく解説していきましょう。

 前回も家計に例えて説明しましたが、“毎月の収入が20万円なのに30万円の支出をしていないか”ということです。重複になりますが、収入=ファンドの毎月の収入支出=毎月の分配金、となります。

 往々にして金融機関は多くの資金を集めるために「高い分配金」を設定します。みなさんも毎月20円の分配金より100円の分配金の方が魅力的に映るでしょう。

 私は100円の分配金が悪いと言っているのではありません。「無理なく分配金を支払っているのか」が重要なのです。「無理なく」の尺度が『ファンドの毎月の収入>毎月の分配金』です。では、どのように「無理なく」がわかるのでしょうか?

ファンドの毎月の収入はあっという間に計算できる

(1)毎月の分配金2)ファンドの毎月の収入の2つがわかれば、すぐに算出できます。毎月の分配金はHPや資料などに出ています。ファンドの毎月の収入も各ファンドのホームページに出ている“直接利回り”からわかります。

 各ファンドは最新の運用状況などをホームページに掲載していますが、その中の「マンスリーレポート」に“直接利回り(年利)”が載っています。

基準価額×直接利回り(年利)÷12=毎月の収入(1万口あたり)

 これだけで、ファンドの毎月の収入がわかるのです。

 それでは、本書の掲載例で説明しましょう。昨年11月末時点で純資産総額が2位の短期豪ドル債オープン(毎月決算型)の数字は以下のとおりです。※数字は2012年11月末時点

 ・基準価額…6641円
 ・直接利回り…5.01%(年利)

 上の数式に当てはめると 6641円×5.01%÷12=27.72円

1万口(6641円)あたり、27.72円の収入があることがわかります。

 それに対して毎月の分配金は70円なので、27.72円-70円=▲42.27円

 つまり、11月に支払った分配金のうち、半分も収入で賄えていないことになります。家計に例えると、手取りで27万円の家庭が70万円の出費をしているのと同じことです。大赤字ですね。

本書では毎月の収入と分配金の割合から10段階で評価をしています。(『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』106-107ページより)

 ただ、もしかしてこの月だけ、特別にファンドの収入が少なかったかもしれません。そこで、直近6カ月の収入と支出が出ている項目をチェックすれば、収入の凸凹がわかります。ここからはやや詳しい説明が必要となるので、本書(『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』)をご覧いただければと思います。本書に掲載している方法ではより精緻に診断することが可能です。

 しかし、このカンタンな式だけでもファンドの良し悪しの一端がわかってしまいます。ぜひ、毎月分配型投信を保有中の方は計算してみてください。

本書では今回ご説明した「分配金健全性」に加えて「分配金余力」の2点で評価の高い8ファンドも掲載しています。そのうちのあるファンドは毎月40円の分配金に対して毎月の収入は42.54円という「黒字」の状態。

 メディア等でよく見るファンドでは、なかなかこういった“黒字ファンド”にはありません。気になったら計算してみると、おもわぬ“お宝ファンド”を見つけられるかもしれませんね。
 

本書で「分配金健全性」と「分配金余力」を評価しているのは純資産総額の上位80本(2012年11月時点)。上位21ファンドについては詳細な分析と評価を記載しています。

◎Profile
深野康彦(ふかのやすひこ)
有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。クレジット会社を経て、1989年4月に独立系FP会社を経て独立。現在のファイナンシャルリサーチ(2006年設立)は2社目の起業。著者に『これから生きていくために必要なお金の話をしよう!』(ダイヤモンド社)など多数。

『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』

毎月分配型投信の良し悪しは「分配金健全性」と「分配金余力」の2つでわかる!シンプルな計算式と算出の仕方を本邦初公開します。また、人気上位20ファンドも詳細に分析。著者おススメの8ファンドも掲載しています。
 

第1章 あなたの持っている毎月分配型投資信託は安全か? 
第2章 「こんな時はどうすればいい?」 7つのケーススタディ
第3章 投資家に人気の上位21ファンドを徹底分析&チェック!
第4章 毎月分配型投資信託の選び方・買い方の7カ条
第5章 知っておきたい毎月分配型投資信託のキホンの「き」
第6章 おススメできる健全な毎月分配型投資信託はこの8本!
巻末資料 純資産総額上位80ファンドの格付けを一挙公開

 

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