年収600万円の人はこの10年で
手取りが年間46万円も減っている!

 しかし、「この10年で年収600万円の人は手取りが46万円も減っている」という現実を突きつけられれば、嫌な汗をかく人が多いのではないでしょうか。そして、こうした手取り収入を圧迫する制度改正は今後も続いていくはずなのです。日本は少子高齢化が急速に進んでおり、社会保障費は増大する一方なのですから。

 今後、額面給与が上昇する局面があったとしても、自分で自由に使える手取り収入の割合はどんどん減っていくでしょう。「実際に使える額」を正しく把握しないまま、「給料が上がったから」と気が大きくなってしまえば、うっかりお金を使いすぎるおそれがありますから注意が必要です。

 家計が置かれている厳しい現実を冷静に分析すると、少し景気のよいニュースが出てきたからといって、住宅購入を急いではいけないことがわかるのではないでしょうか。もちろん、「給料が上がるはず」という前提で住宅ローンを組むのは避けるべきです。

次回の掲載は4/19(金)です。


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