旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理
【第44回】 2013年4月12日 車 浮代

徳川将軍でも味わえなかった最高の贅沢
幻の魚、「桜えび」の踊り食い

 世界中には、約2800種類ものエビがいるそうですが、現在日本で食べられているのは20種類程度です。

 中でも古くから食されていたのは、シバエビ・クルマエビ・スジエビ・テナガエビで、これらは縄文時代の貝塚から発掘されています。 

桜えびの掻き揚げ
【材料】生桜えび…100g/小葱…5本/小麦粉…120g/塩…小さじ1/4/冷水…180ml/胡麻油…適量/すだち等柑橘類…1個/塩…少々
【作り方】 ①ボウルに生桜えび、小葱、小麦粉、塩を加えてよく混ぜたら冷水を加えてざっくりと混ぜ、適量を網じゃくしなどに取って薄く広げる。②胡麻油を170℃に熱し、2を端の方からそっと流し入れる。約2分揚げたらひっくり返して1分程度揚げ、油を切る。すだちと塩を添えて。

 どれも小型~中型サイズのエビで、大きさで呼び名を変える英語で言えば、体長5cm以上の「Prawn」と、それ以下の「Shrimp」ということになります。

 ちなみに我が国では、(もはや厳密に使い分けられてはいませんが)海底を歩いて移動する歩行型のエビを「海老」、海中を泳いで移動する遊泳型のエビを「蝦」と書いて区別してきました。

 現在よく食べられている「Shrimp」+「蝦」は、アカエビ属のシロエビとキシエビ、サクラエビ属のサクラエビとアキアミ(「アミ」という名がつきますが、オキアミの仲間ではなく、エビの仲間です)です。

この連載記事のバックナンバー
トップページへ戻る

旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理

栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。

「旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理」

⇒バックナンバー一覧