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警察官の採用に「ウソ発見器」導入を検討
多発する不祥事に警察庁が業を煮やしました

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第27回】 2013年4月12日
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 低気圧が日本全域を覆い、風速二〇メートルを超す台風並の風と雨で桜はすっかり散ってしまったが、今週は入学式に向かう新一年生たちの初々しい姿があちこちで見られた。ほんとにピカピカだね、一年生は。可愛いね。

 電車に乗れば、新入社員とおぼしき男女の姿もちらほら見える。とても清々しい。

 私もだが、皆さんにもあんなに初々しくフレッシュな季節があったはずなのに、いつの間にか、どうしてこんなに汚れてしまったんでしょうね。理想がいかに儚いものかを知り、現実に負けてしまったか。それとも、出世レースに負けて拗ねてしまったか。

 気持ちのやり場がないものだからネットで悪態をついて憂さを晴らす……、そんな人が数多くいるように思えます。レゾンデートルをネット上にしか見出せないってのはとても悲しいことなのだけど。

 新聞を開くと地方版に入学式の記事が載っていたりするが、その中には警察学校の入学式を伝える記事も散見された。

 警察学校とは、高校や大学を卒業し、公務員試験にパスし、未来の警察官になる人たちが通う学校である。大卒で半年、高卒で約十ヵ月にわたり、法律や逮捕術を学ぶ彼らは“初任科生”と呼ばれる。いわば警官見習いである。

 その警察官の採用について、警察庁が新たな方針を示した。

 警察学校での在籍中に“資質”を判断し、サツカン……、もとい、こんなところでギョーカイ用語を使ってどーする。在籍中に警察官としての資質を不的確とみなした初任科生には退職を促す――、というものだ。

 二〇世紀末、警察官による不祥事が、過日の“春の嵐”のように日本中を襲った。

 おかげでマスコミはネタに困らなかったが、世間の大批判を受けた警察庁は“国民のために警察は生まれ変わる”と誓い、『警察改革』に踏み切った。それが二〇〇〇年のことだ。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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