「自立」「協働」「創造」を
テーマにプログラムを展開

「YouthSpark」とは、教職員や自治体と連携した21世紀にふさわしい学習環境の実現、経済発展を支える高度人材の育成、NPOと連携した社会参画が難しい若者の就労支援、さらには障碍(がい)児童の進学支援などが含まれる包括的な取り組みです。

 これらの施策は、各国の教育政策と連携して実施することを意図しています。わが国では、目指すべき教育の姿として、文部科学省が「教育振興基本計画」において、今後10年間を通じて「すべての子どもに、自立して社会で生きていく基礎を育てる」「社会を支え、発展させるとともに、国際社会をリードする人材を育てる」という目標を掲げています。

 そこで日本マイクロソフトは、その方向性にのっとり、社会を生き抜く力を養成する「自立」、学びのセーフティーネットを構築してコミュニティを形成する「協働」、未来への飛躍を実現する人材を養成する「創造」という理念の下、「YouthSpark」という形で日本独自の枠組みづくりを行いました。 

写真左=障碍(がい)を持つ子どもたちの学習を支援、写真中央=未来の授業を体験できる「Windows in the Classroom」、写真右=世界を目指す学生のITコンテスト「Imagine Cup」
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日本で推進する
「YouthSpark」プログラム

 日本国内において3カ年計画で実施する「YouthSpark」のプログラムは、次のようになります。

 なお、これらのプログラムの特徴は、若者に対して直接的な支援を行うのではなく、中央官庁、地方自治体、現場の先生方、NPO、そして業界との協働を通じて支援を行う「マルチステークホルダー連携」方式を取る点です。例えば、学校の現場では、教職員のICTスキル向上の支援や、タブレット端末、電子教科書など最新の学習環境の導入支援を行い、その成果を通じて日本の将来を担う世代の国際競争力の底上げにつなげようとしています。